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2月に旬を迎える魚介類②

2月に旬を迎える魚介類②

 

目次

1、4位兵庫県(6種類)

2、5位宮城県(5種類)

3、5位茨城県(5種類)

4、5位福岡県(5種類)

5、5位長崎県(5種類)

 

1、4位兵庫県

2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は4位が兵庫県(6種類の魚介類)でした。

兵庫県では、以下の6種類が2月に旬を迎える魚介類となります。

魚類

鰈(かれい)、鯛

真鯛

貝類

牡蠣

牡蠣

その他魚介類

ヤリイカ、ずわい蟹、海苔

ずわい蟹

「PRIDE FISH」

全国漁業協同組合連合会は、兵庫県の冬の「PRIDE FISH」に「兵庫の赤ガレイ」(旬:12月~3月)、「兵庫のり」(旬:12月~5月)、「播磨灘産 1年牡蠣」(旬:12月~2月)を選んでいます。また、兵庫県の春の「PRIDE FISH」に「瀬戸内海のイカナゴ」(旬:2月~4月)、「兵庫のハタハタ」(旬:2月~4月)が選ばれています。

赤ガレイは兵庫県の日本海で獲れる魚です。兵庫県のみならず、北海道、福井県、島根県などでも獲れます。福井県では「越前がれい(赤ガレイ)」(旬:10月~12月)が秋の「PRIDE FISH」に選ばれています。「兵庫の赤ガレイ」のおすすめ料理は煮付けですが、刺身や塩焼き、ムニエルなどでも食べられます。

「兵庫のり」は明石海峡を中心とした潮流の早い瀬戸内海で育ちます。明石鯛や明石ダコと同じ海域で育つ「兵庫のり」はおいしさの源であるアミノ酸を多く含んでいます。

赤穂や室津など播磨灘で牡蠣の養殖が行われています。通常、牡蠣は出荷までに2~3年を要しますが、播磨灘の牡蠣は豊富な栄養分と生産管理により、1年で立派に出荷サイズまで成長するため「1年牡蠣」と呼ばれます。クセがなく食べやすく、加熱しても縮みにくいという特徴があります。

兵庫県瀬戸内海沿岸に春の訪れを告げるイカナゴは「くぎ煮」料理として全国的に有名です。1995年の阪神淡路大震災の際に、兵庫の被災者が支援のお返しにと日本各地に贈った「イカナゴのくぎ煮」が好評を博し、日本全体に広まったと言われています。

イカナゴのくぎ煮

ハタハタは秋田県産が有名ですが、兵庫県の日本海側でも獲れます。しかも、漁獲高は兵庫県が2020年では全国1位です。なお、秋田県のハタハタの漁獲高は全国3位(石川県と同率3位)です。ただし、兵庫県で獲れるハタハタは朝鮮半島から回遊してくるため、卵を持っていません。私は2021年12月に秋田県でハタハタを食べましたが、兵庫県産のハタハタと食べ比べをしてみたいと思います。

ハタハタ

 

2、5位宮城県(他に4県が5位)

2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は5位が宮城県(5種類の魚介類)でした。他に、茨城県、福岡県、長崎県が5種類の魚介類で5位です。

宮城県では、以下の5種類が2月に旬を迎える魚介類となります。

魚類

鮫、平目

フカヒレ

貝類

牡蠣、帆立

牡蠣

その他魚介類

海苔

「PRIDE FISH」

以前ご紹介しましたが、全国漁業協同組合連合会は宮城県の冬の「PRIDE FISH」に、「みやぎの殻付カキ」(旬:11月~3月)を選んでいます。「みやぎの殻付カキ」は以前紹介しましたので、今回は説明を割愛します。

 

3、5位茨城県(他に4県が5位)

2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は5位が茨城県(5種類の魚介類)でした。他に、宮城県、福岡県、長崎県が5種類の魚介類で5位です。

茨城県では、以下の5種類が2月に旬を迎える魚介類となります。

魚類

鮟鱇(あんこう)、白魚、わかさぎ

鮟鱇

貝類

蜆(しじみ)、蛤(はまぐり)

蛤

「PRIDE FISH」

全国漁業協同組合連合会は、茨城県の冬の「PRIDE FISH」に、茨城あんこう(旬:12月~2月)と茨城常磐のまさば(旬:11月~1月)を選んでいます。

茨城県は2020年において全国2位の漁獲量を誇ります(1位は北海道、3位は長崎県)。茨城県の特徴は漁獲量の96%がまき網漁であるということです。まき網漁の割合は全国平均が42%であることを考えると茨城県のまき網漁比率の高さは顕著であることが分かります。まき網漁はサバ・イワシ・アジなど大きな群(むれ)をつくって回遊する魚を獲る漁法です。2020年において茨城県の漁獲量はイワシが全国1位、サバが全国3位です。

全国的にも茨城県の魚として有名で、「PRIDE FISH」にも選ばれた「茨城あんこう」ですが、鮟鱇の漁獲量は全国4位です。私は茨城県が圧倒的に鮟鱇の漁獲量が多いと思っていたのでとても意外でした。なお、1位は山口県です。これは鮟鱇自体の生息数も茨城沖では少ないのかもしれませんが、鮟鱇漁は主に底引き網で行われるということも関係あるのではないでしょうか。上述のように、茨城県ではまき網漁が圧倒的に多く、深海に潜む鮟鱇の漁に適さないのです。

1月で「茨城常磐のまさば」の旬は終わってしまうようです。ただ、2月でも十分美味しい「まさば」を食べられるのではないでしょうか。旬で脂ののった「まさば」塩焼きが絶品のようです。なお、茨城県のサバの漁獲量は2020年で全国3位です。1位は北海道、2位は高知県です。ただし、「まさば」に限定すると全国1位となります。

 

4、5位福岡県(他に4県が5位)

2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は5位が福岡県(5種類の魚介類)でした。他に、宮城県、茨城県、長崎県が5種類の魚介類で5位です。

福岡県では、以下の5種類が2月に旬を迎える魚介類となります。

魚類

鰆(さわら)、鯛、河豚

真鯛

貝類

あさり

あさり

その他魚介類

海苔

「PRIDE FISH」

全国漁業協同組合連合会は、福岡県の冬の「PRIDE FISH」に、筑前海の真かき(旬:11-3月)を選んでいます。「筑前海の真かき」は以前紹介しましたので、今回は説明を割愛します。

 

5、5位長崎県(他に4県が5位)

2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は5位が長崎県(5種類の魚介類)でした。他に、宮城県、茨城県、福岡県が5種類の魚介類で5位です。

長崎県では、以下の5種類が2月に旬を迎える魚介類となります。

魚類

鯛、平目、ぶり

真鯛の刺身

貝類

あさり

あさり

その他魚介類

ヤリイカ

「PRIDE FISH」

全国漁業協同組合連合会は長崎県の冬の「PRIDE FISH」に、「長崎の養殖クロマグロ」(旬:11月~2月)「長崎とらふぐ(養殖トラフグ)」(旬:11月~3月)を選んでいます。両方とも以前紹介しましたので、今回は説明を割愛します。

 

 

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