Site Overlay

7月の日本旅程3日目(北海道、食事編)

7月の日本旅程3日目(北海道)

(7月4日 月曜日)

 

目次

1、ラーメンまるひら

2、レストラン泉屋 総本店

3、レストランたんちょう

 

1、ラーメンまるひら

旅行最終日の朝食は、釧路一の人気店「ラーメンまるひら」で醤油ラーメンを頂きました。「ラーメンまるひら」は創業1959年という老舗です。釧路駅や末広町、釧路フィッシャーマンズワーフMOOなど繁華街から外れた住宅街にあります。営業時間は9:30-17:00と基本的には朝食、昼食向けの店となります。

お店にはタクシーで向かいました。9時25分に到着すると既に開店しており、先客が4人いました。ネットの口コミなどによると、9時半開店としていても、時間前に並ぶお客さんがいれば、早目に開けてくれるようです。

ラーメンまるひら

「ラーメンまるひら」には醤油ラーメンと塩ラーメンしかありません。ただし、サイズは並、大盛、特大の3種類あります。値段はそれぞれ700円、800円、900円です。夜の営業が無いせいか、ラーメン店では通常置いてあるビールなどアルコール類もありません。

私は醤油ラーメンの並を注文しました。次々に来店する常連さんらしき方々は、塩ラーメンを注文している人も多かったです。

ラーメンまるひら

「ラーメンまるひら」の醤油ラーメンは見た目は普通なのですが、なんといってもスープがとても奥深い味でした。鰹など魚介類系のスープに感じました。麺は細い縮れ麺でスープによくからみます。細長いメンマと、小ぶりですが肉厚で美味しいチャーシューもとてもスープと合っています。

素晴らしく完成度が高いラーメンで、釧路一の人気ラーメン店であることが良く理解できました。私が今まで食べた醤油ラーメンでもトップ3に入る美味しさでした。あまりの美味しさに、麺はもちろんスープも完食しました。次回訪問時には、塩ラーメンにチャレンジしたいと思います。

ラーメンまるひら

「7月の日本旅程1日目(北海道、食事編)」でも書きましたが、釧路市は釧路ラーメンを北海道第4のラーメンとして売り出し中です。市内には多くのラーメン屋を見かけ、その人気を実感しました。

そこで、食べログを使って人口当たりのラーメン店数を調べてみました。釧路市で食べログに登録されているラーメン店数は141店ありました。釧路市の人口16万人で割ると、1万人当たりのラーメン店数は8.7軒でした。同様に、食べログに登録されている蕎麦店・うどん店も調べて、麺類合計の飲食店は248軒、人口1万人当たり15.3軒となりました。

北海道の3大ラーメンと言われる札幌市、旭川市、函館市も同じ方法で調べてみました。1万人当たりのラーメン店数は、札幌市が4.6軒、旭川市が8.8軒、函館市が6.8軒と、釧路市を上回ったのは旭川市だけでした。蕎麦店・うどん店を加えた麺類全体では人口1万人当たり店舗数は札幌市が7.7軒、旭川市が13.4軒、函館市が12.7軒となり、釧路市の15.3軒がトップでした。店舗当たりの収容人数が異なるため、断定的なことは言えませんが、釧路市は北海道内で有数の麺類好きな街ということはいえそうです。

なお、東京都では1万人当たりのラーメン店数は4.7軒、麺類全体の店舗数は9.8軒でした。釧路市は人口当たりラーメン店舗数で東京都を85%、麺類全体で57%上回ります。

釧路市に麺類の店が多い理由は釧路周辺の道東では寒流の影響で稲作ができず、米食が少ないからかもしれません。釧路市は麺類王国という観点で観光誘致をしたほうがいいのではないでしょうか。

 

2、レストラン泉屋 総本店

釧路湿原観光を終え、釧路市の繁華街である末広町に移動し、「レストラン泉屋 総本店」で御当地料理であるスパカツを食べました。スパカツとは、ミートソースとスパゲティの間にトンカツを挟んだ料理です。黒い鉄板皿に盛られ、ジュージューと音を立てながら運ばれてきます。寒い釧路でも冷めにくいよう、鉄板皿での提供がスタートしたようです。「レストラン泉屋 総本店」は、その発祥のお店とされています。

こちらのお店は1959年に創業した老舗洋食店です。奇遇にも朝食を食べた「ラーメンまるひら」と同じ創業年となります。店内はとてもクラシカルで、重厚感すら漂わせる素敵な雰囲気でした。「レストラン泉屋 総本店」は創業後まもなく、1960年頃にスパカツを始めたそうです。

レストラン泉屋 総本店

上にかかっているミートソースはマイルドで、どこか懐かしい味に感じます。トンカツも軽くサクッと揚がっていて、とても美味しかったです。スパカツというコンセプトは、他の店や地域でも真似することは難しくないと思いますが、釧路市以外に広がりがないことも面白いですね。

スパカツ

パスタ+トンカツ+ミートソース。人生初めてのスパカツでしたが、その「三味一体」はまさに完璧で、期待以上の満足度でした。

 

3、レストランたんちょう

釧路市丹頂鶴自然公園で丹頂鶴のかわいいヒナの鑑賞を満喫した後、釧路空港の「レストランたんちょう」で夕食を食べました。「レストランたんちょう」という店名ですが、もちろん、丹頂鶴の肉料理を提供するわけではありません。

しかし、丹頂鶴が本州にも多く生息していた江戸時代には、本当に丹頂鶴を食べることもあったそうです。但し、丹頂鶴の肉は硬くて美味しくなかったそうですが。

「レストランたんちょう」で注文したのは、「ジンギスカン」、「たこザンギ」、「冷やしトマト」です。

冷やしトマト

「ジンギスカン」は北海道を代表する郷土料理です。農林水産省が選出する「郷土料理百選」にも北海道の代表料理として最初に掲載されています。空港のレストランでは、量が少なかったり、値段が高めだなあと感じることが多いですが、「レストランたんちょう」の「ジンギスカン」は驚くくらい量が多く、味も美味しく大満足でした。

ジンギスカン

北海道で「ザンギ」というと鶏の唐揚げですが、「たこザンギ」はタコの唐揚げです。「ザンギ」は1955年ごろに釧路市末広町の焼き鳥店「鳥松」が、鶏一羽をぶつ切りにして唐揚げにしたのがはじまりといわれています。鶏肉を醤油ベースの甘辛いタレにじっくりと漬けこんでから揚げることが特徴とされているようです。「ザンギ」は農林水産省の「うちの郷土料理」にも北海道の郷土料理として選ばれています。

たこザンギ

「レストランたんちょう」にも勿論「ザンギ」はあったのですが、お腹がいっぱいだったので、「ザンギ」よりもボリュームが少ない「たこザンギ」を注文しました。タレがしみ込んだ「たこザンギ」はとても美味しく、夕食を満喫しました。

今回の釧路・厚岸旅行では、最終日に釧路ラーメン・スパカツ・ジンギスカン・たこザンギなど、釧路又は北海道の御当地グルメを堪能できました。初日・2日目は魚介類を腹いっぱい食べられましたし、大満足の旅行となりました。釧路は久しぶりの訪問でしたが、多彩なグルメがあるので是非また訪れたいと思います。

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や運賃、入場料、食事の料金などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

Follow me!

PAGE TOP