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10月の日本旅程5日目(福井県3日目)

10月の日本旅程5日目(福井県3日目)

(10月24日 日曜日)

 

目次

1、今庄宿本陣跡

2、敦賀

3、明通寺

4、神宮寺

5、若狭一の宮(若狭姫神社)

6、「蘇洞門(そとも)めぐり」遊覧船

7、小浜西組

 

1、今庄宿本陣跡

5日目の朝は福井駅から今宿駅に移動し、今庄宿本陣跡を訪問しました。私が乗車した電車は以下の通りです。

福井駅8:13発 JR北陸本線・敦賀行 今庄駅8:47着 運賃590円

今庄宿本陣跡は福井藩が参勤交代の際に利用した宿場町です。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。今庄駅から徒歩3分ほどの場所から宿場町が始まります。今庄駅のコインロッカーは無料なので散策する際には有難いです。

今庄宿本陣跡

今庄宿本陣跡

今庄宿本陣跡は福島県の大内宿(おおうちじゅく)や長野県の妻籠宿(つまごじゅく)など知名度が高い宿場町と比較すると昔の建物が少なく、江戸時代の雰囲気をあまり感じることはできません。一方、その分、観光客はほとんどおらず、ゆっくり散策することができます。

 

今庄宿本陣跡

今庄宿本陣跡

今庄観音堂の背後の山頂には木曽義仲の命で築いたとされる燧ヶ城があり、参道には「義仲の 寝覚の山か 月かなし」の芭蕉句碑があります。

今庄観音堂

旧昭和会館は国の有形文化財、旧京藤甚五郎家住宅は福井県の有形文化財です。

旧昭和会館

旧京藤甚五郎家住宅

 

2、敦賀

今庄宿本陣跡から小浜へ向かう途中の電車乗り換えで敦賀駅で降りました。私が乗車した電車は以下の通りです。

今庄駅9:49発 JR北陸本線・敦賀行 敦賀10:05着 運賃330円

敦賀には松本零士氏の作品「銀河鉄道999」、「宇宙戦艦ヤマト」のブロンズ像が並んでいます。敦賀の鉄道と港のイメージに合致するということで設置されました。

銀河鉄道999

銀河鉄道999

敦賀は欧亜国際連絡列車(新橋~敦賀港駅~ウラジオストック~シベリア鉄道経由ヨーロッパ)」の発着駅として、重要な位置を占めていました。敦賀港駅舎を再現した建物は敦賀鉄道資料館として使われています。

敦賀港駅舎

旧大和田銀行本店本館、氣比神宮大鳥居は国の重要文化財です。現在、旧大和田銀行本店本館は「敦賀市立博物館」として利用されています。氣比神宮大鳥居は高さ約11mの大鳥居で春日大社(奈良県)・厳島神社(広島県)と並ぶ日本三大木造大鳥居の一つです。

旧大和田銀行本店本館

氣比神宮大鳥居

今回、敦賀は乗り換え時間を利用しての観光でしたが、次回はもっとゆっくり観光に来たいです。

 

3、明通寺

敦賀から小浜に移動後、昼食を食べ、明通寺に行きました。私が乗車した電車は以下の通りです。

敦賀駅11:18発 JR小浜線・東舞鶴行 小浜12:24着 運賃990円

小浜駅前の観光案内所で電動アシスト自転車を借り、明通寺まで約40分(約9km)かかりました。小浜駅から「あいあいバス」で明通寺までも行けますが、一日4本しか運行がありません。

明通寺山門

明通寺は806年に征夷大将軍・坂上田村麻呂によって創建されました。福井県内にある国宝建造物(本堂と三重塔)は明通寺だけです。本堂は1258年(鎌倉時代中期)に再建、三重塔は1270年に再建されました。三重塔は日本で8番目に古いものです。

明通寺本堂

本堂も三重塔も素晴らしかったです。本堂内の薬師如来(やくしにょらい)像など多くの国の重要文化財もあります。その多くは平安時代(794年-1185年)のものです。なお、本堂内の写真撮影は禁止です。本堂では無料で明通寺について説明をしてくれます。少し不便な場所にありますが、明通寺は多くの人に訪問して欲しいお寺です。

明通寺三重塔

拝観料:大人500円、学生460円、小学生250円

 

4、神宮寺

明通寺から自転車で20分ほどの場所にある神宮寺に行きました。3月2日に「お香水」を遠敷川に流す「お水送り」は神宮寺の神事として有名です。「お香水」は10日後の3月12日に奈良東大寺の「お水取り」で汲み上げられます。小浜と奈良のつながりの深さが理解できます。

神宮寺本堂は国の重要文化財です。1553年に越前守護の朝倉義景が再建しました。

神宮寺本堂

なお、小浜は「海のある奈良」と呼ばれるほど、古寺、古仏の多い地域です。大陸との交易の起点となり、多くの人が住んでいたことが良く分かります。

また、小浜は京都への食糧供給地域として「御食国(みけつくに)」と呼ばれていました。「鯖街道」の起点でもあります。「鯖街道」とは若狭湾で水揚げされた海産物を京都に運ぶ街道のことです。「御食国若狭と鯖街道」は文化庁から「日本遺産」第一号に選ばれています。

海の道と陸の道の両方の側面を持つ小浜ではるか昔を偲ぶのもいいのではないでしょうか。

神宮寺

拝観料:400円

 

5、若狭一の宮(若狭姫神社)

神宮寺から自転車で5分ほどの場所にある若狭姫神社に行きました。若狭姫神社は奈良時代初期にあたる721年に創建されました。本殿などは福井県指定有形文化財です。海上安全、海幸大漁の守護神として信仰されています。私が訪問した日も多くの参拝客がおり、地元の人たちの信仰の厚さを感じました。

若狭姫神社

 

6、「蘇洞門(そとも)めぐり」遊覧船

若狭姫神社から若狭フィッシャーマンズ・ワーフに行き(自転車で約20分)、国の名勝「蘇洞門(そとも)」をめぐるクルージングをしました。

蘇洞門めぐりは大門・小門など多くの名所を約60分で周遊するコースです。若狭湾自体が美しい湾なので、綺麗な風景を楽しめます。

蘇洞門大門正門

2015年、米CNNが「日本の美しい風景31選」に蘇洞門を選んでいます。確かに、とても美しい風景なのですが、天気に左右されると思います。私の場合は、蘇洞門めぐりの際に曇りだったので少し残念でした。快晴の日であれば、さらに綺麗な海の色を楽しめたと思います。

蘇洞門

蘇洞門

若狭湾

料金:大人(中学生以上)2,000円、小人(小学生)1,000円

 

7、小浜西組

若狭フィッシャーマンズ・ワーフから自転車で10分ほどの小浜西組に行き、街並みを見学しました。小浜西組は文化庁から「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。ゆっくり自転車で見学しましたが、落ち着いた街並みで好感を持てました。

小浜西組

小浜西組

 

小浜は半日では観光スポットをとても回り切れず、最低1日は必要だと思いました。私にとって、小浜は再訪したい街となりました。

 

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や料金、入場料などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

 

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