10月の日本旅程7日目(兵庫県1日目 食事編)
(10月26日、火曜日)
目次
1、朝食「えきそば」
姫路での朝食は「えきそば」で「天ぷらえきそば」(380円)を食べました。「えきそば」は黄色いラーメンの麺に和風だしを合わすという全国的に珍しい麺類です。1949年に「まねき食品」が姫路駅ホームで売り始めました。姫路市民のソウルフードと言っていいでしょう。私は元姫路市民なので、姫路に来ると食べたくなります。
なお、以前ご紹介しましたが、折詰に入った駅弁は姫路駅で「まねき食品」が1888年(明治21年)に販売したのが元祖と言われています。「まねき食品」は創業以来いろんなアイデアを出してきた会社であることが分かります。
2、昼食「タコピィ」
姫路グランフェスタ地下一階にある「タコピィ」で明石焼風「たこ焼き」(10個入り450円)と「姫路おでん」を食べました。「タコピィ」は何度か店名が変わってますが、昔から姫路駅の駅ビル地下にある店です。メインはたこ焼き屋ですが、おでんやカレーライスなどいろんな食事を提供しています。値段が安くて美味しいので、お昼時はいつも混んでいます。食べログの得点も3.54と高得点を獲得している人気店です。
明石焼風「たこ焼き」と「姫路おでん」も姫路の御当地料理です。明石焼風「たこ焼き」はソースと出汁をつけて食べる明石焼きです。明石ではたこ焼きを出汁にしかつけませんが、たこ焼きにソースも出汁もつけるのが姫路流です。
姫路おでんはおでんにしょうが醤油をつけて食べます。一般的にはおでんには辛子を付けますが、しょうが醤油をかけるのが姫路流です。
えきそば、明石風たこ焼き、姫路おでんと全て姫路の御当地料理なのですが、姫路の完全なオリジナル料理ではなく少しアレンジを加えただけということが分かっていただけると思います。従って、姫路市民以外への訴求力は弱く、全国的に姫路の御当地料理が広がるのは難しいと思います。しかし、おいしいことは間違いないので、姫路を訪問するときは食べてみてください。
3、夕食「雷寿司」
夕食は「雷寿司」で頂きました。店主は播磨灘の坊勢島(家島諸島)の漁師一家出身で魚の目利きは確かな方です。播磨灘など近海物を中心に魚介類を仕入れて提供しています。店主は丸坊主で一見怖いですがとても優しい方で、私は美味しい寿司をリラックスして食べることができました。
私が食べたのは「雷おまかせ」12,100円でした。東京の寿司屋に負けないくらいのクオリティで値段を考えれば、かなりお得感がありました。出てきたものは、お造り盛り合わせ(蝦蛄、車海老、平貝、北寄貝)、茶碗蒸し、寿司(ノドグロ、鰯、ウニイクラ、穴子)、栄螺つぼ焼き、ワタリガニ、キンキの塩焼き、などです。なお、蝦蛄や穴子は姫路での漁獲量も多く、姫路名産になっています。
ゆったりしたカウンターで美味しい寿司と日本酒をゆっくり楽しむのは最高の贅沢でした。姫路で寿司を食べるときは、とてもお勧めできます。予約必須です。
(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や料金、入場料などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)