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10月の日本旅程7日目(兵庫県1日目)

10月の日本旅程7日目(兵庫県1日目)

(10月26日 火曜日)

 

目次

1、書寫山圓教寺

2、姫路城

3、好古園

4、一乗寺

5、鶴林寺

 

1、書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)

7日目の朝、姫路駅のバスターミナルからバスで書寫山圓教寺(書写山円教寺:しょしゃざんえんぎょうじ)に行きました。私が乗ったバスは以下の通りです。

姫路駅北口8:05発 書写山ロープウェイ行 書写山ロープウェイ8:37着 運賃280円

私のように、午後に一乗寺に行くなら、神姫バスの一日券(大人1,300円、小人650円)はかなりお得(580円)です。

また、書写山ロープウェイとバスのセット券(大人 1,420円 、小人 710円)もあります。少しお得(140円)になります。

一日券やセット券については神姫バス姫路駅前案内所(営業時間、平日8:00~20:00、土日祝 8:00~18:00)にお問い合わせください。

書写山ロープウェイのバス停から徒歩でも圓教寺に登れますが、急な山道で1時間くらいかかります。ロープウェイであれば5分弱で到着しますので、登山が目的でなければ、ロープウェイを使うのが賢明でしょう。ロープウェイからの景色はとてもきれいです。

書写山ロープウェイ

書写山ロープウェイ

往復料金:大人1,000円、小人500円

書写山ロープウェイ山上駅から、仁王門を経て摩尼殿までは徒歩20分前後かかります。往復500円かかりますが、マイクロバスも運行しています。

仁王門

書寫山圓教寺は天台宗の別格本山の寺院です。966年、性空(しょうくう)の創建と伝えられています。平安時代末期には武蔵坊弁慶が書写山で修行したとされています。

圓教寺の伽藍(寺院の建物)の中では摩尼殿の写真が圓教寺の代表的な建物として写真を使用されることが多いです。今回、「明後日朝顔プロジェクト」ということで、摩尼殿が朝顔の蔓(つる)をはわせる紐で覆われていました。美しい摩尼殿の「舞台造り」が紐で覆われていてとても残念でした。

摩尼殿

摩尼殿

摩尼殿からさらに奥に歩いていき、西谷の広場に建つ「三之堂(みつのどう)」(大講堂、食堂、常行堂)が摩尼殿以上に素晴らしいです。西谷の広場に立つと中世にタイムスリップしたように感じます。「三之堂」は映画「ラストサムライ」やNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」など多くのロケ地として使用されています。なお、大講堂、食堂、常行堂は全て国の重要文化財(建造物)です。

三之堂

大講堂

食堂、常行堂

「三之堂」以外にも鐘楼、金剛堂、護法堂、護法堂拝殿、開山堂は国の重要文化財(建造物)です。

鐘楼

金剛堂

圓教寺

護法堂拝殿

また、圓教寺は文化庁が選ぶ日本遺産「1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」の構成文化財の一つです。

個人的に、圓教寺はとても好きな場所なので、姫路城に行く際には西の比叡山とも呼ばれる圓教寺にも是非、行ってみてください。

 

入山料:志納金として500円

 

2、姫路城

書寫山圓教寺から姫路城に行きました。私が乗ったバスは以下の通りです。

書写山ロープウェイ10:49発 姫路駅北口行 姫路城大手門前11:08着 運賃280円

西日本で初めて導入された燃料電池バスに乗ることができました。どんどん普及していってほしいです。

燃料電池バス

私は圓教寺に何度か行ったことがあるので、今回の圓教寺滞在は1時間強でした。ただし、圓教寺をゆっくり回るには時間がかかるので、初めて行く方は余裕を持って2時間ほどの滞在時間をとるのがお勧めです。

姫路城は奈良法隆寺とともに日本初の世界遺産となりました。国宝でもあります。白鷺城とも呼ばれ、日本で最も美しい城として多くの方に評価されているため日本人ならほとんどの方がご存じではないでしょうか。

姫路城

主に、姫路城は南側(姫路駅側)から写真撮影されることが多いです(上の写真)が、私は北側(シロトピア公園側)からの姫路城が好きです(下の一枚目の写真)。北側からですと大天守の石垣が見えなくなります。しかし、東小天守や渡櫓がとても綺麗に見えて、築城当時の雰囲気を感じられるように思えるのです。南側は無防備すぎるように思えます。姫路城は他にも横からや下からなど撮影場所によって城の表情が変わりますので、いろんな場所から撮影してみてください。また、夜の姫路城も美しいです。

姫路城

姫路城

姫路城

入場料:大人1,000円(18才以上)、小人300円(小学生・中学生・高校生)

 

3、好古園

好古園は姫路城の西にある日本庭園です。姫路市制100周年を記念して建造され、1992年に開園しました。姫路城を借景としていることが特徴です。ただし、姫路城からかなり近くにあるにもかかわらず、大天守はほとんど見えません。好古園は美しい庭園ですし、お得な共通券があるので、姫路城に行く前後の時間に余裕があれば訪問価値はあります。映画「るろうに剣心」など多くの映画、テレビドラマのロケ地にも使われています。

好古園

好古園

好古園

入場料:大人310円(18才以上)、小人150円(小学生・中学生・高校生)

姫路城との共通券:大人1,050円(18才以上)、小人360円(小学生・中学生・高校生)

 

4、一乗寺

好古園見学後、昼食を食べ、一乗寺に行きました。私が乗ったバスは以下の通りです。

姫路駅北口13:00発 社町駅行 法華山一乗寺13:37着 運賃660円

一乗寺は兵庫県加西市にある創建650年とかなり古い天台宗の寺院です。1171年の建立の三重塔は国宝建造物となります。日本で6番目に古い三重塔です。なお、建造年数が古い1-5位までは奈良の三重塔が独占しています。因みに私が一乗寺を訪問する2日前に訪れた福井県の明通寺三重塔は、建造が日本で8番目の古さの塔で、一乗寺同様に国宝です。

一乗寺

一乗寺

私は今回、一乗寺を初めて訪問しましたが、すべてが素晴らしい寺院でした。一乗寺の三重塔が素晴らしいのは、大悲閣(本堂)が三重塔の上に建てられているので、素晴らしい三重塔を下からも上からも見ることができることです。国の重要文化財である大悲閣(本堂)や常行堂も素晴らしい建築物でした。

一乗寺

一乗寺

一乗寺は文化庁が選ぶ日本遺産「1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」の構成文化財の一つです。

拝観料:500円

 

東京に戻ってきてから、一乗寺の国宝「聖徳太子及び天台高僧像」全10幅が東京国立博物館の特別展「最澄と天台宗のすべて」で展示されることを知りました。そこで、11月7日に東京国立博物館へ行って見てきました。「聖徳太子及び天台高僧像」全10幅は特別展の入り口すぐの場所に展示されており、特別展の見どころの一つでした。平安時代、11世紀後半頃の作品です。かなり古いのですが、彩色が鮮やかで感銘を受けました。現存最古の最澄の肖像画を含みます。一乗寺訪問後すぐに一乗寺の国宝を見られて良かったです。

最澄と天台宗のすべて

聖徳太子及び天台高僧像

 

5、鶴林寺

一乗寺の拝観の後に、鶴林寺に行きました。私が乗ったバスと電車は以下の通りです。

法華山一乗寺15:07発 姫路駅北口行き 姫路駅北口15:48着 運賃660円

姫路駅15:56発 JR神戸線新快速・長浜行 加古川駅16:06着 運賃330円

時間がなかったので、加古川駅からタクシーに乗りました。約10分で鶴林寺に到着しました。加古川駅から歩くと30分弱かかります。鶴林寺の入場締め切りが16:30でしたので、ギリギリで入れました。

鶴林寺は兵庫県加古川市にある天台宗の寺院です。589年、聖徳太子が秦川勝(はたのかわかつ)に命じて建立した刀田山四天王寺聖霊院が鶴林寺の始まりと伝えられています。聖徳太子ゆかりの寺院であることから、「西の法隆寺」とも言われています。ちなみに、奈良県の法隆寺の創建は607年とされています。

鶴林寺

本堂と太子堂は国宝建造物です。

鶴林寺

鶴林寺

鐘楼、常行堂、護摩堂は国の重要文化財です。

鶴林寺

鶴林寺

鶴林寺

鶴林寺の建造物も一乗寺同様に、素晴らしいものが多く堪能しました。次回はもっと時間を取って、多くの文化財が保管されている宝物館も訪問したいと思います。

拝観料:大人500円、小中学生200円

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や料金、入場料などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

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