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1月の日本旅程1日目(山形県 食事編)

1月の日本旅程1日目(山形県 食事編)

(1月25日 火曜日)

 

目次

1、酒蔵 澤正宗

2、駅弁

3、地ビール、地酒

4、能登屋旅館

 

1、酒蔵 澤正宗

山形市内観光の後に、山形駅ビル「S-PAL山形」内の「酒蔵 澤正宗」で軽く山形県の郷土料理と地酒を頂きました。

山形県は「日本一美食県美酒県山形」と自称する美食美酒自慢の県です。「おいしい山形」というホームページまであります。私も山形県の食事、日本酒はとても美味しいと思います。山形県の空港も名前が「おいしい山形空港」、「おいしい庄内空港」と2つの空港とも美食県をアピールしています。また、山形県鶴岡市は日本で唯一「ユネスコ食文化創造都市」に認定されています。

ただし、全国的には山形県が美食美酒の県として、あまり知名度が高くないと思います。

全国的な評価を少し調べてみました。「ねとらぼ調査隊」の2021年8月30日から9月11日の「食事がおいしいと思う都道府県はどこ?」というアンケート調査(計1万2299件の投票)では山形県は4位でした。ちなみに、1位は福岡県、2位は新潟県、3位は北海道、5位大阪府、6位富山県、7位石川県、8位愛知県、9位青森県、10位高知県でした。山形県が4位となりまずまずの健闘だと思います。

一方、株式会社 ビー・エム・エフティーのインターネット調査(2019年11月20日~12月3日、対象者数2,560人)では山形県は全国21位と大きく順位を下げます。この調査では1位北海道、2位福岡県、3位大阪府、4位新潟県、5位石川県、6位京都府、7位富山県、8位沖縄県、9位長崎県、10位東京都でした。両調査でトップ5に入る福岡県、北海道、新潟県、大阪府に比べると山形県の不安定さが目立ちます。

私は山形県の食事がとても好きで何度も山形県を旅行しています。しかし、山形県が安定した美食美酒の「全国区」となるにはもう少し積極的にアピールをする必要があるのではないでしょうか。

酒蔵 澤正宗」で食べたのは芋煮、からかい煮、わらびの一本漬けです。芋煮は農林水産省の「郷土料理百選」に選ばれている山形県を代表する郷土料理です。芋煮の名前は全国区だと思います。「酒蔵 澤正宗」の芋煮もとても美味しいものでした。

芋煮

からかい煮は農林水産省の山形県版「うちの郷土料理」に選ばれている郷土料理です。「からかい」とはエイ(カスベ)のヒレで軟骨部分を乾燥させた乾物のことです。上品な味付けとコリコリとした食感で日本酒とよく合いました。

からかい煮

わらびの一本漬けも山形県の郷土料理です。山形県はわらびの日本一の生産県でそのシェアは50%を超えます。私はわらびが大好物なので、わらびの一本漬けもおいしくいただきました。

わらび

 

2、駅弁

「酒蔵 澤正宗」で山形県の郷土料理を頂いた後に、山形新幹線内で駅弁を食べました。私は列車の旅が好きで、その列車内で食べる駅弁が大好きです。

私が食べたのは「牛肉どまん中」です。米沢名物ではありますが、私が好きな駅弁なので、山形駅で購入しました。「牛肉どまん中」は2013年に東日本駅弁1位に選出された全国的に知名度が高い駅弁です。山形県のブランド米「どまんなか」の上に、牛そぼろと牛肉煮を載せた駅弁で大満足しました。

ど真ん中

ど真ん中

 他にも、「みちのく弁当の旅」を食べました。この駅弁も美味しい弁当でした。山形駅の駅弁販売店では電子レンジが置いてあるので、熱々の駅弁を列車内で食べられるのがうれしいです。

みちのく弁当

 山形新幹線の車窓からの雪景色を見ながら食べる駅弁は最高でした。

山形新幹線からの景色

 

3、地ビール、地酒

銀山温泉に到着後に、「八木橋商店」でクラフトビールと地酒を買い、旅館で楽しみました。「八木橋商店」は多くの日本酒を揃えたお勧めの酒屋です。

山形ビール

山形県は日本酒生産で有名で、都道府県別ランキングで6位です。全国的に「十四代」、「くどき上手」、「上喜元」、「初孫」など多くの有名な日本酒があります。また、山形県は酒造好適米の「出羽燦々」、「出羽の里」などの開発もしています。以下の写真の「壺天(こてん)」は「出羽燦々」を原料米に使用した男山酒造(山形市)の地酒です。なお、「壺天」を購入したのは山形駅です。

日本酒 

原料米に岡山県の雄町を使用した水戸部酒造(天童市)の「山形正宗」も「うすにごり」の美味しい日本酒でした。「八木橋商店」オリジナルの銀山温泉の日本酒もありました。

日本酒

日本酒

 

4、能登屋旅館

夕食は能登屋旅館の部屋でいただきました。物凄く量が多い大満足の夕食となりました。以下の写真の品目を見て頂ければ夕食の量の多さを理解していただけると思います。多くの人たちは食べきれないのではないかと思います。全て美味しかったのですが、もう少し量を少なくしないと残飯が多くなるのではないかと心配してしまいます。

能登屋旅館

尾花沢牛と米沢豚のしゃぶしゃぶは最高の美味しさでした。

尾花沢牛の美味しさはその気候が育みます。銀山温泉がある尾花沢市は夏には40度近くまで上昇し、冬にはマイナス10度以下の厳しい環境となります。牛はこの寒暖差の厳しい環境を乗り越えるため、自然に脂を身につけます。この極上の脂が尾花沢牛の美味しさの源です。なお、尾花沢牛振興協議会によると尾花沢牛は銀山温泉では4軒の旅館でしか提供されていません。

米沢豚も脂に甘みがあるおいしい豚肉でした。山形県の農業産出額において「豚肉」は「米」や「さくらんぼ」に次いで第3位となります。また、ブランド豚は米沢周辺だけでも「米澤豚一番育ち」、「天元豚」、「米沢三元豚」などがあります。

ちなみに、三元豚とはランドレース種(L)、大ヨークシャー種(W)、デュロック種(D)の3種類の純血種を掛け合わせた雑種豚(LWD)という意味です。LWD以外の組み合わせの三元豚もあります。4種類の純血種を掛け合わせた豚は四元豚(ハイブリッド豚とも呼びます)といいます。日本国内で生産される食用豚のほとんどは三元豚です。

能登屋旅館鯉のうま煮は鯉を輪切りにし、砂糖・醤油・酒で煮た山形県の郷土料理です。農林水産省の「うちの郷土料理」でも紹介されています。鯉のうま煮だけでもボリュームがすごかったです。

能登屋旅館

岩魚の田楽は少し甘かったですが、久しぶりに岩魚を食べられて良かったです。

能登屋旅館

 鴨汁も熱々で最高の美味しさでした。

能登屋旅館

 

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や運賃、入場料、食事の料金などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

 

 

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