Site Overlay

神楽坂料亭「幸本」で八王子車人形と芸者衆を同時に体験

神楽坂料亭「幸本」で八王子車人形と芸者衆を同時に体験

神楽坂料亭「幸本」は、「第16回 神楽ごよみ」において、八王子車人形の会を開催します。八王子車人形西川古柳座の五代目家元西川古柳師匠を神楽坂にお招きしての開催となります。神楽坂の料亭での催し物ですので、芸者衆による季節の踊りも併せてご覧いただきます。国の重要無形民俗文化財である八王子車人形と神楽坂芸者衆を同時に体験できるめったにない貴重な機会です。是非、ご参加ください。

車人形について

車人形は、一人で操る特殊な人形劇です。「ろくろ車」と呼ばれる箱形の車に乗り、前に二個、後ろに一個の車輪が付いています。この革新的な構造は、従来の三人遣いの人形劇をより少人数で、そしてどんな場所でも演じられるように合理化しました。人形の足が直接舞台を踏むことが可能なため、力強い演技やリズミカルで速いテンポの演目を展開することができます。

歴史

八王子車人形の歴史は、1825年(文政8年)に初代西川古柳(山岸柳吉)によって始まりました。彼は江戸時代末に、人形浄瑠璃文楽の三人遣いを一人遣いの形式に革新し、「ろくろ車」を使用するスタイルを開発しました。この革新により、人形が舞台に足をつけて直接演技することが可能となり、独自の躍動感ある表現が生まれました。2022年(令和4年)には、八王子車人形が国の重要無形民俗文化財に指定されました。

仕組み

車人形の操作は独特です。使い手は「かしら」(人形の首)と人形の左手を左手で操ります。右手は人形の右手を直接動かし、左手は「弓手」と呼ばれる方法で、肘に仕込まれたクジラのひげがバネの役割を果たしています。人形の足は「かかり」と呼ばれる部品が使われ、使い手の足の指で挟んで動かします。この工夫により、人形は舞台上で直接足を使って動くことができ、自然な動きを実現しています。

日時・料金

日時: 5月22日(水)午後6時半から2時間、5月25日(土)午後6時から2時間
定員: 各回25名様
お値段: お一人様35,000円(税込)

飲物はビール、日本酒、焼酎、ハイボールが飲み放題です。
料理は旬の食材を使用したコース料理です。
当日は神楽坂の芸者衆が接客します。

出演者

西川古柳(瀬沼享、五代目家元)
本拠地: 八王子市恩方
職業: 専業の車人形師
四代目は国際的なレベルに車人形を引き上げ、人形遣いの技術を大きく改良しました。
最近では、落語やバレエとのコラボレーション公演や海外公演を積極的に行っています。

この特別な夜を、伝統的な舞台芸術と共に過ごし、日本の美を存分に感じてください。

Follow me!

PAGE TOP