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環境に配慮した方法なら、旅費が高くなってもよい?

世界最大のオンライン旅行予約サイトであるエクスペディアが「Traveler Value Index(トラベラーバリューインデックス)」を発表しました。これはオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、日本、メキシコ、イギリス、アメリカの8か国の8,000人を対象とした旅行を予約する際に重きを置く価値観を明らかにするためのリサーチです。調査時期は2021年4月16日~5月7日となります。

https://welcome.expediagroup.com/whitepapers/traveler-value-index-lob/ja_JP_Traveler_Value_Index_Lodging_2021.pdf

このレポートの中で興味深かったのは、「環境に優しい旅行」の価値が私の想像以上に高かったことです。なんと、「59% が環境に配慮した方法で旅行するためなら、旅費が高くなってもよい」と答えているのです。昨今、様々な分野で環境意識の高まりが報告されていますが、「コスト負担が増加しない限り環境に配慮する」、という人々の割合が過半であると私は思っていました。

例えば、日本ではシャンプー・リンスや洗剤などの詰め替え用パックを使用者の8-9割が購入しています(マイボイスコム株式会社の2013年調査)が、その購入理由は「価格が安い」が78.6%でトップとなります。次に「ごみが減る」65.0%、「容器がもったいない」47.8%、「環境への配慮」30.4%と続きます。従って、環境意識が高くても、結局安くないと人々は行動を起こすことはない、と私は捉えていました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000007815.html

しかし、最新のエクスペディアの調査では「59% が環境に配慮した方法で旅行するためなら、旅費が高くなってもよい」と答えているのです。このことから、環境意識の高まりは別の次元に到達したのではないかと、とても驚きました。日本でもそうですが、日々実感する気候変動による異常気象を自分事として行動したいという人が多くなったということでしょう。うれしいサプライズであり、とても好ましい動きだと思います。

我々が提供させていただく予定の「旅行先でのレンタル事業」は飛行機の環境負荷削減に大きな効果を提供できることができます。例えば、東京ニューヨーク往復において、20kgの荷物を飛行機に持ち込まなければ、持ち込んだ場合と比較して16.6日分のCO2排出量を削減できます。家族4人であれば、2か月分以上のCO2削減となるのです。近場の台湾や香港でも3-5日分のCO2排出量削減効果となります。毎日、電気の使用量を節約したり、自家用車の使用回数を減らす努力をしている人たちからすると、とても効果が大きな環境負荷低減に感じるのではないでしょうか。

今まで、旅行先でのレンタルとは「スキー」や「ゴルフ」、「スキューバダイビング」など特別なアクティビティ向けばかりでした。これは環境配慮というより、持って行くのが重くて大変だったり、何度も使わないために使用に応じてレンタルするほうが安上がりであるから、というものでした。しかし、今後は冒頭の調査のような環境意識の高まりから、自分の荷物は持って行かず、旅行先で必要なものをレンタルするという動きが出てくるのではないでしょうか。

とはいえ、環境負荷低減でもコストは変わらない、もしくは安くなるほうが、さらに多くの人が旅行先でのレンタル事業を受け入れやすくなると考えられます。大きな荷物を持ち運ぶことによるコスト(LCCでの受託手荷物代8,000円~20,000円、大きな荷物を運ぶことによる余計なタクシー代の増加5,000円~20,000円、観光先でのロッカー代1,000円前後、帰宅後のコインランドリー代1,000円前後など)は私の計算では15,000円~42,000円となります。もちろん、これは各自の旅行スタイルによって違いますので、計算してみてください。もし、私の計算に近い荷物コストになるようでしたら、旅行先で必要なものをレンタルするほうが自分の荷物を持って行くよりコストは安くなります。

さらに、大きな荷物を持ち歩かないことによる利便性の向上、時間の節約効果が加わります。従って、旅行先で必要なものをレンタルすることによって、環境負荷低減、低コスト、利便性の向上、時間の節約という4つのメリットを享受できることとなるのです。

もう、スマートフォンとパスポートだけで海外旅行に出かけませんか?もちろん、国内旅行はスマートフォンだけで出かけることが可能です。まだ、旅に荷物は必要ですか?

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