2月に旬を迎える魚介類①
2月に旬を迎える魚介類を日本全体とトップにランクされる都道府県に分けてご紹介します。なお、旬は天候変動による水揚げ状況により、地域によっても、年によっても異なる可能性があるため、あくまでも参考データとして考えてください。
目次
1、2月に旬を迎える魚介類(日本全体)
2月に旬を迎える魚介類は調査した87種類の中で25種類と一年間で3番目に少なくなります。順不同で25種類の魚介類を列挙しますと以下の様になります。
魚類
鮟鱇(あんこう)、鰈(かれい)、金目鯛、鮫、鰆(さわら)、白魚、鯛、平目(ひらめ)、河豚、ぶり、ほうぼう、わかさぎ
貝類
青柳(あおやぎ)、赤貝、あさり、牡蠣、蜆(しじみ)、はまぐり、帆立
その他魚介類
甘海老、飯蛸、ヤリイカ、ずわい蟹、たらばがに、海苔
2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は1位が北海道(15種類の魚介類)、2位が島根県(8種類)、3位が青森県(7種類)、4位が兵庫県(6種類)となります。なお、5位は宮城県、茨城県、福岡県、長崎県(5種類)となります。
2、1位北海道
2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は1位が北海道(15種類の魚介類)でした。旬を迎える魚介類が15種類というのは北海道としても単月での最多ですし、全ての都道府県でも単月での最多となります。北海道は8カ月連続のトップ3入りとなりました。
北海道では、以下の15種類が2月に旬を迎える魚介類となります。
魚類
鰈(かれい)、鮫、白魚、平目(ひらめ)、河豚、ぶり、わかさぎ
貝類
青柳、あさり、蜆(しじみ)、帆立
その他魚介類
甘海老、ヤリイカ、ずわいがに、たらば蟹
「PRIDE FISH」
全国漁業協同組合連合会は北海道の春の「PRIDE FISH」に、「石狩湾のニシン」(旬:1月~5月)を、冬の「PRIDE FISH」に、「稚内・留萌の銀杏草」(旬:1月~3月)、「日本海・噴火湾のほたて」(旬:12月~3月)と「函館のごっこ(ホテイウオ)」(旬:12月~4月)を選んでいます。全て以前紹介しましたので、今回は説明を割愛します。
3、2位島根県
2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は2位が島根県(8種類の魚介類)でした。
島根県では、以下の8種類が2月に旬を迎える魚介類となります。
魚類
鮟鱇(あんこう)、かれい、さわら、白魚、ぶり、ほうぼう
貝類
蜆(しじみ)
その他魚介類
ずわいがに
「PRIDE FISH」
全国漁業協同組合連合会は、島根県の冬の「PRIDE FISH」に、「隠岐松葉ガニ」(旬:11月~2月)を選んでいます。2月で「隠岐松葉ガニ」の旬は終わりです。「隠岐松葉ガニ」は以前紹介しましたので、今回は説明を割愛します。
4、3位青森県
2月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は3位が青森県(7種類の魚介類でした。
青森県では、以下の7種類が2月に旬を迎える魚介類となります。
魚類
鮟鱇(あんこう)、白魚、平目、わかさぎ
貝類
蜆(しじみ)、帆立
その他魚介類
ヤリイカ
「PRIDE FISH」
全国漁業協同組合連合会は、青森県の冬の「PRIDE FISH」に、「青森のホッキガイ(ウバガイ)」(旬:1月~3月)を選んでいます。私は2021年12月に三沢に行き、「三沢ほっき丼」を食べてきました。「PRIDE FISH」としては、旬が1-3月とされていますが、三沢市の「ほっき丼」は12月1日から3月31日まで食べることができます。
次回は4位、5位をご紹介します。