11月にお勧めの兵庫県の郷土料理

11月にお勧めの兵庫県の郷土料理は「ぼたん鍋」になります。「ぼたん鍋」に使うイノシシ肉のための猟の期間は11月15日から3月15日です。11月15日から兵庫県北部（丹波篠山地方）の冬の味覚である「ぼたん鍋」を美味しく食べることができます。農林水産省が選ぶ「郷土料理百選」には兵庫県から「ぼたん鍋」と「いかなごのくぎ煮」が選ばれています。

https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyodo_ryouri/attach/pdf/panf-21.pdf

「ぼたん鍋」

「ぼたん鍋」はイノシシ肉を盛りつけた姿が牡丹の花に似ていることから名づけられました。通常、臭みがあるイノシシ肉ですが、丹波篠山地方のイノシシ肉は臭みがなく、肉の甘みを感じることができます。とても、美味しい鍋です。

「いかなごのくぎ煮」

「いかなごのくぎ煮」は2月末ごろから3月上旬までの「いかなご新子（しんこ）漁」の後で、醤油やみりんで炊いたものです。出来上がった姿が釘に似ていることから、くぎ煮と呼ばれています。長期保存が可能で、白いご飯によく合います。

「御当地人気料理特選」

農林水産省の「御当地人気料理特選」に兵庫県からは「明石焼き」と「神戸牛ステーキ」が選ばれています。

https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyodo_ryouri/attach/pdf/panf-43.pdf

「明石焼き」

「明石焼き」はその名前の通り、明石市の料理ですが、地元では「玉子焼」と呼ばれています。大阪のたこ焼きのルーツのひとつであると言われています。鶏卵をたっぷりと使う、具は基本的にタコのみ、昆布や鰹節などで取った出汁に浸して食べる、などの特徴があります。基本的にソースはかけませんが、明石市の近隣の姫路市ではソースをかけてから、出汁につける食べ方が主流です。

「明石焼き」はとても柔らかく、出汁との相性も抜群なので、私はたこ焼きよりも、明石焼きの方が好きです。たこ焼きしか食べたことがない人は是非、「明石焼き」も食べてみてください。