10月の日本旅程8日目(兵庫県2日目食事編)
(10月27日 水曜日)
目次
1、おさかな共和国えびす丸
道の駅「あわじ」の「おさかな共和国えびす丸」で「生シラス丼と炙り鰆丼」(950円)を食べました。生シラスも鰆も淡路島の名産です。淡路島の生しらす(旬は5月~11月)と淡路島のサワラ(旬は9月~11月)は全国漁業協同組合連合会が兵庫県の夏と秋の「PRIDE FISH」に選んでいます。淡路島から選ばれた両方の「PRIDE FISH」を一つのどんぶりで食べられるのはとても贅沢な経験でした。特に、生シラスは絶品でした。できれば、鰆は炙りではなく、生で食べたかったです。
2、道の駅ナカ食堂
「おさかな共和国えびす丸」の「生シラス丼と炙り鰆丼」はとても美味しく大満足だったのですが、少し量が少なかったので小腹が空いていました。そこで、明石海峡と鳴門海峡に面する淡路島の名産である真鯛の刺身も食べたくなり、小ぶりの「鯛の卵かけご飯」(580円)を「道の駅ナカ食堂」で食べました。「道の駅ナカ食堂」は魚介類以外にも色々な定食を提供する、地元民も通う食堂です。
「おさかな共和国えびす丸」でも外で食べられたのですが、私は店内で食べたので、ここでは明石海峡大橋を見ながら外で食べました。「鯛の卵かけご飯」は、鯛のコリコリとした食感の刺身とねっとりとした生卵とおいしい出汁が絶妙にからみあい、最高の味でした。値段も手ごろでお勧めです。
なお、ちょうど今年の秋に「淡路島えびす鯛」というブランドが誕生し、淡路島全体で鯛のブランド化を盛り上げようとしています。
3、クラフトビール
道の駅「あわじ」の売店ではクラフトビール「AWAJI BEER」も売っています。「AWAJI BEER」は東京でも販売されている知名度の高いクラフトビールです。私が飲んだのは「ペールエール」です。明石海峡大橋を見ながら飲むビールは最高に美味しかったです。
4、玉子焼「たこ磯」
舞子公園の孫文記念館などを見学後、明石駅へ移動し、「たこ磯」で玉子焼を食べました。明石では明石焼きのことを玉子焼といいます。玉子焼は江戸時代の終わり頃から食べられており、大阪のたこ焼きのルーツと言われています。また、農林水産省が兵庫県の「御当地人気料理特選」に明石焼き(玉子焼)を選んでいます。
大阪のたこ焼きとの違いは生地がとても柔らかく、だし汁につけて食べることです。従って、たこ焼きのように歩きながら食べることはほとんどありません。私はとろけるような明石焼き(玉子焼)の方が好きです。
「たこ磯」では蛸と穴子が入ったミックス焼き(15個1,100円)を食べました。通常、明石焼き(玉子焼)には蛸しか入れませんが、明石の名産でもある穴子を入れるとどんな味がするか試してみたかったからです。食べてみると絶品でした。蛸の食感と味、そして穴子の味がしっかり感じられ、とても美味しく頂くことができました。蛸だけに拘らず、美味しいものを具材として入れればより美味しくなると感じました。
「たこ磯」がある「魚の棚商店街」は明石城の築城(1619年)とともに誕生したと伝えられています。明石の町割りをした宮本武蔵により造られたと言われています。地元では「魚の棚」を「うおんたな」と発音します。「魚の棚商店街」には明石焼き(玉子焼)の店だけでも10軒程度あります。食べ比べも楽しいと思います。
5、あかし亭 魚の棚
明石名物のお造りを食べたくなり、「魚の棚商店街」の「あかし亭 魚の棚」でお造りを食べました。注文したのは「明石名物三種(鯛、蛸、伝助穴子)」のお造りと伝助穴子トロ蒸しです。「明石名物三種」は全種絶品でした。特に、鯛が美味しかったです。伝助穴子はお造りよりも蒸した方が私の好みでした。やはり大きな穴子は脂がのっていて美味しいです。なお、伝助穴子は以前ご説明しましたが、兵庫県で一本300g以上の大きなサイズの穴子のことを「伝助穴子」と呼んでいます。
穴子の骨酒も頼みました。河豚や鯛、岩魚の骨酒は飲んだことがありますが、穴子の骨酒は初めてでした。
6、三田屋
神戸ハーバーランドの三田屋でステーキを食べました。農林水産省が選ぶ兵庫県の「御当地人気料理特選」に神戸牛ステーキが入っているので、贅沢ですが神戸牛ステーキを食べたいと思っていました。しかし、残念ながら私が訪問した日は三田屋に神戸牛ステーキがありませんでした。仕方ないので、国産牛ステーキを注文しました。
私は三田屋で何度か食事をしたことがあります。いつも思いますが、三田屋のハムとスライスオニオンにかけたドレッシングが絶品です。国産牛ステーキも想像以上に美味しく大満足でした。
三田屋で食事をした後に、新幹線で東京に戻りました。今回の北陸・近畿旅行では多くの旬の魚介類、郷土料理を食べることができました。とても美味しい食事ばかりで大満足の旅行となりました。10月に北陸・近畿を旅行することを皆さんにお勧めしたいです。
(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や料金、入場料などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)