11月にお勧めの島根県の郷土料理
11月にお勧めの島根県の郷土料理は「出雲そば」になります。まさに、新そばの季節です。
「郷土料理百選」
農林水産省が選ぶ「郷土料理百選」には島根県から「出雲そば」と「しじみ汁」が選ばれています。両方とも年中食べることができます。しかし、あえて美味しい時期を選ぶと「出雲そば」が新そばの季節である11,12月、「しじみ汁」は「土用しじみ」の時期(7月前後)と「寒しじみ」の時期(1-3月)となります。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyodo_ryouri/attach/pdf/panf-15.pdf
「しじみ汁」
島根県は「しじみ」の日本最大の漁獲量を誇ります。宍道湖は日本で7番目の大きさの湖ですが、「しじみ」の生産量は日本一です。
「出雲そば」
「出雲そば」は岩手県の「わんこそば」、長野県の「戸隠そば」と並び、日本三大そばの一つです。江戸時代初期、松江藩の松平直政公が信州松本藩から松江藩に移ってきた際に、そば職人を連れてきたことから出雲地方にそばが広まりました。
「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」
島根県からは、農林水産省の「御当地人気料理特選」は選ばれていません。しかし、島根県には「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」があります。「宍道湖七珍」は宍道湖で獲れる7種の魚介類(スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、ヤマトシジミ)です。
宍道湖漁業協同組合などによれば、それぞれの旬はスズキが夏(3-12月)、モロゲエビは秋、ウナギは冬、アマサギは10-3月、シラウオは11-5月、コイは2月、ヤマトシジミは7月前後と1-3月です。なお、アマサギとはワカサギのことです。
「浜田の赤天(あかてん)」
また、私たちが島根県を旅行した際に、美味しいと思った郷土料理は、「浜田の赤天(あかてん)」です。「赤天」とは、赤唐辛子を混ぜた魚のすり身に、パン粉をつけて揚げたものです。島根県西部の浜田市で食べられてきたソウルフードです。お酒にもよく合います。