農林水産省の「郷土料理百選」には、長崎県の郷土料理として「卓袱（しっぽく）料理」と「具雑煮」が挙げられています。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyodo_ryouri/attach/pdf/panf-36.pdf
「卓袱料理」は年中食べることができます。中華料理と西欧料理が日本化した卓袱料理は長崎旅行の際には是非、食べてみてください。卓袱料理は本来宴会料理なので、大勢で食べる料理ですが、一人用の卓袱料理を出す店もあるので、少人数旅行でも問題ありません。
「具雑煮」は島原地方で正月やハレの日に食べるものでありましたが、今では通常期も食べられるようになり、7月でも提供している料理店もあるようです。島原市のホームページでは「具雑煮」を提供している店を12軒紹介していますので、URLを貼らせていただきます。
https://www.city.shimabara.lg.jp/page953.html
長崎県の「御当地人気料理特選」には「ちゃんぽん・皿うどん」と「佐世保バーガー」が選ばれており、もちろん年中食べることができます。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyodo_ryouri/attach/pdf/panf-33.pdf
全国漁業協同組合連合会が選ぶ長崎県の夏の「プライドフィッシュ」は伊佐木（イサキ）です。伊佐木は背びれが鶏のトサカに似ていることから「鶏魚」とも呼ばれ、英語でも「Chicken Grunt」となります。旬は6－9月になりますが、中でも産卵期である6－7月は脂が乗り切った別格のおいしさとなり、「梅雨イサキ」と呼ばれるようです。長崎県は伊佐木の漁獲量が全国1位、約30パーセントのシェアを誇ります。6－7月に長崎県を訪問し、別格の味という「梅雨イサキ」を食べてみたいものです。
https://www.pride-fish.jp/JPF/pref/detail.php?pk=1473476247
次回は宮城県の郷土料理をご紹介します。
#7月の旬
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