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12月にお勧めの石川県の郷土料理

12月にお勧めの石川県の郷土料理は「かぶら寿司」「治部煮」です。農林水産省が選ぶ「郷土料理百選」に両方とも選ばれています。

https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyodo_ryouri/attach/pdf/panf-7.pdf

「かぶら寿司」は冬の日本海で獲れた寒ブリをかぶらに挟んで麹(甘酒)につけた「なれ寿司」の一種です。既に、江戸時代から庶民に食べられていました。「かぶら寿司」は富山県でも食べられており、ブリの代わりに、鯖や鮭を使うこともあるようです。

全国漁業協同組合連合会が選ぶ石川県の冬の「PRIDE FISH」に「天然能登寒ぶり」(旬:12-2月)が選ばれています。この寒ブリを「かぶら寿司」に使うため、「かぶら寿司」の旬も12月~2月になります。

じぶ煮

「治部煮」は鴨肉や鶏肉、野菜、椎茸などをだし汁で煮てとろみをつけた椀物です。薬味にわさびが使われます。「治部煮」は全国的にも知名度が高い煮物だと思います。

漆器

四季折々の食材を用いて、年中、「治部煮」を食べることができます。治部煮には専用の盛り付けるための器(治部煮椀)があります。治部煮椀は、輪島塗の器で治部煮がとても上品に見えます。治部煮椀を使った「治部煮」は結婚式などお祝いの席によく登場します。

残念ながら、農林水産省の「御当地人気料理特選」は石川県から選ばれていません。一般的に、石川県のご当地グルメとして有名なのは、「金沢カレー」と「能登丼」でしょうか。

金沢カレー

「金沢カレー」はキャベツを載せたカツカレーでカツにはソースがかかっています。カレーハウスの人口10万人あたりの件数1位は石川県です。石川県民がいかにカレーを愛しているかが分かります。ちなみに、2位は「スープカレー」が有名な北海道です。

「能登丼」は奥能登産の米、水、魚介類、肉類、野菜を使用したどんぶりです。「能登丼」は海鮮丼が多いですが、山の幸だけを使用したどんぶりなど多くのバージョンがあります。地場の食材だけを使用する素晴らしい取り組みだと思います。なお、写真は海鮮丼であり、能登丼ではありません。

海鮮丼

 

 

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