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10月の日本旅程3日目(福井県1日目 食事編)

10月の日本旅程3日目(福井県1日目 食事編)

(10月22日 金曜日)

 

目次

1、昼食「山楽亭」

2、おやつ「一休」

3、夕食「大衆割烹 善甚(よしじん)」

 

1、昼食「山楽亭」

3日目(10月22日)の昼食は永平寺近くの山楽亭で「おろし蕎麦」を頂きました。「おろし蕎麦」は大根おろしを蕎麦に乗せる(若しくは蕎麦つゆに大根おろしを入れる)蕎麦です。私は「おろし蕎麦」が大好きで、蕎麦の食べ方の中で最も好きな食べ方です。

おろし蕎麦

福井県では「越前おろしそば」として有名です。福井県での蕎麦の歴史は朝倉孝景が一乗谷に築城した頃(1473~)から始まっていると伝えられています。蕎麦は種蒔きから約75日間で収穫できるため、戦国時代の籠城用食料として重宝したようです。

福井県の蕎麦が全国的に有名になったのは戦後です。昭和天皇が昭和22年(1947年)に福井県に来られた際に、おろしそばを2杯も召し上がり、東京に戻られた後も「越前そばは大変美味しかった」とおっしゃったことから有名になったようです。なお、「越前おろしそば」は農林水産省が選ぶ福井県の「郷土料理百選」に選ばれています。

ただ、有名な福井県の蕎麦も日本三大蕎麦(長野県の「戸隠(とがくし)そば」、島根県の「出雲(いずも)そば」、岩手県の「わんこそば」)には含まれません。私は福井県の蕎麦はその美味しさからすれば、日本三大蕎麦に含めていいと思っています。

なお、2020年1月、蕎麦鑑定士50人が「おいしいそば産地大賞2020」を審査し、福井県が第1位に選ばれました。私だけでなく、蕎麦のプロも福井県の蕎麦はおいしい、と考えているようです。なお、2位は茨城県、3位は富山県、4位は島根県、5位は群馬県でした。

また、2021年2月にもネットメディア「ねとらぼ」のインターネットアンケート調査「そばがおいしい都道府県」で福井県は1位を獲得しました。福井県は7,923票を獲得し、圧倒的1位でした。2位は山形県(5,507票)、3位は長野県(1,509票)でした。

山楽亭の「おろし蕎麦」は手打ちそばで美味しかったのですが、量が少なく値段(990円)も高めに感じました。ただし、店員さんたちのサービスはとても良かったです。当初、永平寺周辺の蕎麦屋で一番人気の「てらぐち」で食べたかったのですが、残念ながらお休みでした。次回、永平寺に行く機会があれば、「てらぐち」を試したいと思います。

山楽亭

 

2、おやつ「一休」

旅行初日の那谷寺訪問の際にも述べましたが、永平寺も「胡麻豆腐」で有名です。私は永平寺の拝観後、一乗谷朝倉氏遺跡までのバスの待ち時間にバス停前の「永平寺そば亭 一休」で胡麻豆腐を頂きました。やはり、胡麻豆腐はおいしい。ただし、那谷寺の胡麻豆腐と比べるととても小さかったです。健康的なおやつとなりました。「永平寺そば亭 一休」は店名の通り、蕎麦がメインの店なので、機会があれば、このお店でもおろし蕎麦を食べてみたいです。

なお、不思議なことに、このお店でバスの切符が買えます。バスに乗る前に切符を買っておけば安心です。

胡麻豆腐

 

3、夕食「大衆割烹 善甚(よしじん)」

一乗谷朝倉氏遺跡から福井駅に戻ってきた後に、福井駅から徒歩3分ほどの場所にある「大衆割烹 善甚(よしじん)」で夕食を頂きました。日本海で獲れた魚介類だけでなく多くのメニューがある優良店です。

大衆割烹 善甚

この日はお造り(刺身)の盛り合わせ(ハマチ、寒ブリ、甘海老、カンパチ、スズキ、真鯛)、白エビのかき揚げ、もずく酢、ダダミ(白子)ポン酢、へしこ焼き、竹田の油揚げ、を食べました。

お造り(刺身)の盛り合わせ

白エビのかき揚げ

もずく酢

10月22日では少し早かったですが、若狭の寒ブリ(旬は11月から2月)は全国漁業協同組合連合会が選ぶ冬の「PRIDE FISH」です。既に、十分美味しい寒ブリでした。

ダダミ(白子)ポン酢も11月以降が旬になります。ただし、私は白子ポン酢が大好きなので、注文しました。福井県では白子のことをダダミと言います。石川県、富山県、新潟県、秋田県、山形県でもダダミと言うそうです。一方、青森県、北海道ではタチと呼びます。地方によって、呼び名が変わることを知ることも旅の面白さです。

ダダミ(白子)ポン酢

「へしこ焼き」は私には塩辛過ぎました。「さばのへしこ」は内臓を取り除いた鯖を塩漬けにした後に粕漬けにするもので、そのまま食べる場合と焼いて食べる場合があります。「さばのへしこ」は農林水産省が選ぶ福井県の「郷土料理百選」に選ばれています。

へしこ焼き

竹田の油揚げ」は福井県の老舗谷口屋(創業1925年)の油揚げです。総務省の家計調査によると2020年の「油揚げ・がんもどき」の1家庭(2人以上の家族)当たり消費金額で福井市は1位でした。平均消費金額は全国平均の3,027円に対し、福井市では6,197円と2倍以上でした。ちなみに、2位は富山市の4,815円ですので、福井市の油揚げ(がんもどき)好きは相当なものです。

竹田の油揚げ

 

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や料金、入場料などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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