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2月の日本旅程2日目(兵庫県 食事編)

2月の日本旅程2日目(兵庫県 食事編)

(2月24日 木曜日)

 

目次

1、篠山城下町ホテルNIPPONIA

2、駅弁「豚めし」

3、官兵衛

4、なか井

 

1、篠山城下町ホテルNIPPONIA

2月24日の朝食は篠山城下町ホテルNIPPONIAで頂きました。丹波篠山の名産である「山の芋」や但馬牛など地場産の食材を使用した朝食はとても美味しく、大満足の朝食でした。私は、前日の夕食フレンチコースよりも美味しいと感じました。

篠山城下町ホテルNIPPONIA

特に、「山の芋」は感動する美味しさでした。丹波篠山の「山の芋」は丸い形をしているヤマトイモとも呼ばれている品種で、自然薯や長芋と比べてはるかに粘りが強く風味も良いという特徴があります。丹波地方には丹波霧と呼ばれる濃い霧が立ち込めることがあります。丹波霧が出るような寒暖差の大きい気候が美味しい「山の芋」を育てます。

朝食のレストランは夕食の際と同じ場所でした。レストランは古民家をうまく生かした作りで、窓から見える中庭も素敵でした。非常に落ち着くレストランでした。

篠山城下町ホテルNIPPONIA

篠山城下町ホテルNIPPONIA

 

2、駅弁「豚めし」

柏原駅のレストラン「山の駅」で駅弁「豚めし」(1,100円)を買い、八鹿駅までの車中で食べました。「豚めし」は「丹波ポーク」のロースを炒め、丹波産のコシヒカリやタマネギ、ピーマンを付け合わせにした駅弁です。前日に、丹波篠山市内で購入した鳳鳴酒造の日本酒とも良く合い、車内での食事を満喫できました。

豚めし

豚めし

  

3、官兵衛

出石に到着し、「官兵衛」で「出石そば」を食べました。1706年、信濃国上田藩より但馬国出石藩に国替えとなった仙石政明が、蕎麦職人を連れてきたことが始まりとされています。蕎麦は出石焼の小皿に盛られて出てくることが特徴で「出石皿そば」とも言われます。一皿単位の追加注文も可能です。

出石そば

「官兵衛」では皿そば一人前(900円)で5皿、卵、とろろがついていました。私は5皿追加しました。通常、15~20皿程度が成人男性が食べる量と思われますが、私は駅弁を食べていたので、10皿で満腹となりました。とても美味しい蕎麦で大満足でした。

出石そば

日本三大蕎麦の一つ「出雲そば」も松江藩初代藩主の松平直政が信濃国松本藩から国替えとなった際に信濃から蕎麦職人を連れてきたことが起源です。「出雲そば」は割り子に蕎麦を盛る形式ですので、小皿に盛る形式である「出石そば」と似ていると思います。今回の旅行では最終日に島根県松江市で「出雲そば」を食べられました。

 

4、なか井

豊岡市では寿司・割烹「なか井」で夕食を食べました。「なか井」は2016年にミシュランガイド ビブグルマンを獲得した店です。但馬の海・山・野の食材を主に使用し、独自の料理を提供する豊岡市の名店です。

まず、前菜盛り合わせです。菜の花やふきのとうなど春の季節野菜や鮑などすべてがとても美味しく、前菜から大満足でした。

なか井

店主に聞くと「活松葉ガニ」があるとのことで、もちろん頼みました。「松葉ガニ」は日本海の冬の代表的な味覚です。ちなみに、山陰地方(兵庫県北部、京都府北部、鳥取県、島根県)で水揚げされるズワイガニを松葉ガニと呼びます。

ズワイガニの漁獲量ランキングは兵庫県が1位、鳥取県が2位、福井県が3位、4位北海道、5位石川県(2020年)となります。なお、福井県ではズワイガニを「越前ガニ」、石川県では「加能ガニ」と呼びます。

昨今では「松葉ガニ」の漁獲量が激減し、2021年12月頃には価格も高騰しました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、兵庫県では「まん延防止等重点措置」が実施されており、観光客が激減したため価格も落ち着き、私でも払える値段となりました。今回、私が食べた「活松葉ガニ」は一杯11,000円でした。

松葉ガニ

今回、私が食べた「活松葉ガニ」は兵庫県の津居山港で水揚げされたブランド蟹です。津居山港とついたプラスチック製の青色のタグが産地証明です。津居山港は豊岡駅から北に15kmほどの場所にある漁港です。

 私は「活松葉ガニ」の一番美味しい食べ方は刺身だと考えています。刺身で食べると「活松葉ガニ」の甘い味がより鮮明に感じられ、その美味しさに悶絶します。茹で松葉ガニは冷凍蟹を使っている場合も多く、せっかくの旬の季節に茹で松葉ガニを食べるのはもったいないと思います。

活松葉ガニ

次に、焼き松葉ガニが出てきました。焼き松葉ガニも香ばしくて美味しいのですが、やはり刺身の美味しさには叶いません。

焼き松葉ガニ

次に、甲羅に詰まった焼きカニ味噌が出てきたのですが、隣の席の方(豊岡市の弘徳学園の理事長)との会話が盛り上がり、写真を撮るのを失念してしまいました。カニ味噌はもちろん美味しかったです。最後に、唐揚げです。この唐揚げも美味しかったです。ただし、冒頭の刺身が一番美味しいということは変わりません。

松葉ガニ

「なか井」ではしめ鯖とワカメのしゃぶしゃぶも頼みました。どちらもとても美味しくいただきました。ただし、「活松葉ガニ」の美味しさにずっと感動していたので、しめ鯖とワカメのしゃぶしゃぶはどうしても印象が薄くなりました。

しめ鯖

ワカメのしゃぶしゃぶ

「なか井」はミシュランガイド ビブグルマンを獲得した店の名に恥じぬ名店でした。豊岡に行く際には是非再訪したいと思います。

なか井

 

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や運賃、入場料、食事の料金などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

 

 

 

 

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