10月の日本旅程2日目（石川県2日目　食事編）

（10月21日、木曜日）

１、昼食「三芳庵」

10月21日の昼食は兼六園の中にある「三芳庵」で頂きました。食べたのは茶懐石風弁当（3,300円）です。国の特別名勝である兼六園で庭園を見ながらの昼食は贅沢な経験でした。また、石川県産の旬の食材をふんだんに盛り込んだ食事に大満足でした。食事の内容は、旬の魚である鰆の昆布巻きと甘海老のお造り（刺身）、石川県の郷土料理である治部煮、香箱ガニ（ただし、新潟産でした、石川県での漁解禁日は11月6日でした）、鰤の焼き物、加賀野菜の天ぷら、などでした。

石川県ではズワイガニのオスを加能ガニ、メスを香箱（こうばこ）ガニといいます。加能ガニは｢加｣賀から｢能｣登の漁港で水揚げされるブランドガニです。香箱ガニは一般的にはセイコガニと言います。香箱ガニは加能ガニよりも小さいですが、蟹味噌、内子と外子があり、とても美味しい蟹です、私はズワイガニでは、オスよりもメスのほうが好きです。

なお、鰆、甘海老、寒ブリ、加能ガニは全国漁業協同組合連合会が選ぶ石川県の「PRIDE FISH 」です。

また、治部煮は石川県の郷土料理です。農林水産省が選ぶ「郷土料理百選」に選ばれています。

２、クラフトビール「Oriental Brewing」

金沢市内観光が終わった後に、金沢駅の駅ビル「あんと西2階」にある「Oriental Brewing」でクラフトビールを飲みました。飲んだビールは「Citra」、「YUWAZU Yuzu ale」、「First IPA」、「Kaga Tea Stout」です。「Kaga Tea Stout」は加賀棒茶を使用した香ばしい黒ビールでとても美味しかったです。

３、夕食「ゆめり」

クラフトビールを軽く飲んだ後に、金沢駅から徒歩5分程度の場所にある「ゆめり」で夕食を食べました。「ゆめり」は店のご主人の出身である奥能登の地魚、地酒を中心に提供している店です。大人気店で私が行った日も満席のため多くのお客さんが入店を断られていました。

とにかく、全ての料理が美味しかったです。特に、お造り盛り合わせ、ノドグロ焼き、バイ貝の刺身、加賀蓮根の蓮蒸しが最高に美味でした。

ノドグロは石川県の「PRIDE FISH」です。旬（9月から12月）のノドグロは脂がのっており絶品でした。やはり、ノドグロは白身魚の王様です。私の最も好きな魚Top3に入ると思います。

バイ貝は石川県でポピュラーな食材で多くの店で食べました。バイ貝の旬は9月から6月で特に冬が美味しいようです。バイ貝のお造りは醤油をつけて食べても美味しいですが、塩と酢橘（すだち）と一緒に食べるとコリコリとした食感に加えて潮とすだちのいい香りにより、最高でした。

加賀蓮根の蓮蒸しは加賀の郷土料理です。中に、鰻やキノコも入っていました。加賀蓮根の蓮蒸しは優しい味で食感も良く、とても満足できる一品でした。

次回、金沢を訪れる際には「ゆめり」を再訪したいと思いました。金沢は堅苦しい高級料亭や高級寿司屋が多いですが、「ゆめり」のような居心地の良い手ごろな価格の店は貴重です。多くの人にお勧めできる店です。

４、夕食「麺屋大河」

「ゆめり」の後に、「麺屋大河」で赤味噌ラーメン（880円）を食べました。「麺屋大河」は以前、金沢に旅行に行った際に味噌ラーメンを食べて感動したラーメン屋です。今回は唐辛子とニンニク山椒が効いた赤味噌ラーメンにチャレンジしました。

「麺屋大河」ではラーメンを食べる前に、小さなグラスで野菜ジュースが提供されます。先に野菜ジュースを飲むことにより血糖値上昇を抑える効果があるそうです。ラーメン屋でこうした気遣いがある店はほとんどないと思います。

今回食べた赤味噌ラーメンは「激辛注意」と書かれていた割には私にはマイルドな辛さでした。味は味噌ラーメン同様、濃厚な味噌味でとても美味しいラーメンでした。次回訪問の際は、イカ墨を使った黒味噌ラーメンにも挑戦してみたいと思います。

５、夕食「おでん居酒屋三幸（みゆき）」

「ゆめり」と「麺屋大河」へ行った後ですが、宿泊ホテルの近くにある「おでん居酒屋三幸（みゆき）」にも行きました。この日は一日中歩き回って疲れたのか、食欲が旺盛でした。「おでん居酒屋三幸（みゆき）」は前回の金沢訪問時にも来ました。「おでん」とはありますが、全ての料理がとても美味しい人気店です。しかも、店の雰囲気が良く、居心地がいいので、気に入っています。