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2月の日本旅程3日目(兵庫県、鳥取県 食事編)

2月の日本旅程3日目(兵庫県、鳥取県 食事編)

(2月25日 金曜日)

 

目次

1、大石屋食堂

2、味暦あんべ

3、御縁

 

1、大石屋食堂

豊岡市内散策を終えた後、大石屋食堂で朝食兼昼食を食べました。大石屋食堂は昭和初期から豊岡駅前で営業している大衆食堂です。店の名かも外も典型的な大衆食堂です。朝8時から夜9時までの営業なので、豊岡駅に到着、若しくは豊岡駅から出発する人にはとても有難い大衆食堂だと思います。とてもご高齢のご夫婦が調理や配膳をしていました。とてもご高齢なので、動作が遅く、調理、配膳にとても時間がかかります。それも大石屋食堂のいい部分だと思います。

大石屋食堂

大石屋食堂

私は大石屋食堂で「おでん」と「かに丼」を注文しました。「おでん」は業務用おでん鍋で煮込み続けているので、すぐ出てきました。具に味がしみ込んでいて美味しい「おでん」でした。

大石屋食堂

「かに丼」は注文してから出てくるまで20分くらいは待ったでしょうか。かなり時間がかかった印象です。ただし、「かに丼」の味は良かったです。茹でたカニの足の身と玉子が絶妙でした。「かに丼」は1,300円でしたので、コストパフォーマンスもまずまず良いと思いました。ごちそうさまでした。

大石屋食堂

 

2、味暦あんべ

鳥取市内観光を終え、「味暦(あじごよみ)あんべ」で夕食を食べました。「味暦あんべ」は私がこれまで行った日本全国の店の中でも最高レベルの美味しさの店でした。コストパフォーマンスも非常に良く、鳥取市に来た際にはまた必ず寄りたい店だと思いました。店主は毎日変わるメニューを自分で書きたいとの思いから、万年筆の資格まで取得するなどとても好感を持てました。

「味暦あんべ」では最初に各種刺身を注文しました。注文した刺身は、ノドグロの刺身、ハタハタの刺身、墨烏賊の刺身です。

ノドグロの刺身は写真でも分かるように、脂がのった最高に美味しい刺身でした。ノドグロの皮は少し焙っており、その少し芳ばしい香りがのどくろの身に良く合っていました。

味暦あんべ

ハタハタの刺身は人生で初めて食べました。通常、ハタハタは焼いて食べることが多く、私も12月の秋田旅行、1月の山形旅行の際に焼きハタハタを食べました。今回は刺身のハタハタにチャレンジしました。ハタハタものどくろ同様に、とても脂がのっており、悶絶するくらいの美味しさでした。

味暦あんべ

なお、「鳥取のハタハタ」は全国漁業協同組合連合会が選ぶ鳥取県の春(旬:3月~5月)の「PRIDE FISH」です。2月下旬は若干早めですが、十分、ハタハタの旬の時期と言っていいと思います。サイズとして20cm以上のものを鳥取のハタハタの中でもより多くの脂質をもつ「とろはた」(平成25年商標登録)として選定され、ブランドになっています。なお、2020年のハタハタの漁獲量は鳥取県が2位(1位は兵庫県)となっています。

墨烏賊の刺身も墨烏賊独特の甘さがあるとても美味しい刺身でした。また、墨烏賊のゲソは韓国風辛みソースで食べました。これも最高の美味しさでした。刺身3品で既に大満足でしたが、その後、昨日に続いて「活松葉ガニ」を注文しました。

味暦あんべ

「味暦あんべ」の「活松葉ガニ」は一杯4,500円と信じられないくらいのお得な価格でした。店主に聞くと現金仕入れなので、大きく値引きして仕入れられるとのことでした。「活松葉ガニ」は刺身と焼きで食べました。「活松葉ガニ」の刺身は昨日に続き、非常に甘く美味しかったです。やはり、私は「活松葉ガニ」は刺身で食べるのが一番美味しいと思います。

味暦あんべ

焼き蟹は自分で焼いて食べる形式です。甲羅に入った蟹味噌を焼いて食べるのは最高の贅沢でした。その熱い蟹味噌に蟹の刺身をつけながら食べる方法を店主に教えてもらい、実際に試してみたら、これも最高の美味しさでした。贅沢過ぎる食べ方でした。

味暦あんべ

なお、「松葉ガニ(ズワイガニ)」は全国漁業協同組合連合会が選ぶ鳥取県の冬の(旬:11月~3月)「PRIDE FISH」です。鳥取県では2015年秋に新しいブランド「五輝星」を誕生させました。鳥取県産松葉がにの中でも、①大きさ:甲幅13.5cm以上、②重さ:1.2kg以上、③完全な形、④鮮やかな色合い、⑤ぎっしりと詰まった身入りの5つの基準をクリアした、優れたものだけが「五輝星」の名を与えられます。

味暦あんべ

「活松葉ガニ」を満喫した後、もさえびの刺身、鰆と白ネギの南蛮漬け、ノドグロの肝煮を注文しました。

鳥取県ではクロザコエビのことを「もさえび」と言い、9月~5月に沖合底びき網漁で漁獲されます。鮮度劣化が早く、遠くへの出荷が難しいため、地元でしか味わえない幻のエビです。甘エビ(ホッコクアカエビ)以上の甘味と弾力性のある食感で甘エビの刺身を完全に凌駕する美味しさでした。私は昨年10月に舞鶴でクロザコエビ(京都では土エビと呼びます)の天ぷらを食べました。クロザコエビの天ぷらも相当美味しかったのですが、刺身の美味しさは天ぷらをはるかに上回る美味しさでした。

味暦あんべ

どうしても鰆の刺身と比較すると、鰆と白ネギの南蛮漬けはインパクトに欠けますが、平均以上の美味しさでした。「鳥取のサワラ」は全国漁業協同組合連合会が選ぶ鳥取県の秋(旬:10月~3月)の「PRIDE FISH」です。私が行った日は鰆の刺身がなかったので、南蛮漬けを注文しました。次回、鳥取に行った際に、鰆の刺身があれば、必ず注文したいと思います。

味暦あんべ

私はノドグロの肝煮を初めて食べました。店主に聞くとノドグロを大量に仕入れていないと十分な量の肝が集まらず、肝煮はできないようです。ノドグロの肝煮は肝煮特有のねっとりとした食感にノドグロの上品な脂が加わり、日本酒に良く合う感激する美味しさでした。

味暦あんべ

  

3、御縁

「味暦あんべ」で最高の夕食を頂いた後に、御縁でホルモンソバを食べました。ホルモンソバは鳥取市など鳥取県東部で地元民に愛されている牛ホルモン入りの焼きそばです。2010年には「鳥取ホルソバカスタマーセンター」という団体までできて、御当地グルメで鳥取の街を盛り上げようという機運が高まっています。

ホルモンソバ

ホルモンソバ

御縁は老夫婦2人で切り盛りしている店でした。豊岡市の大石屋食堂と比べると10歳以上お若いと思われ、元気いっぱいに生き生きと働いておられました。私が食べたホルモンソバは麺とホルモンとソースが絶妙に絡み合いとても美味しい焼きそばでした。これは御当地グルメとして流行るな、と思いました。「味暦あんべ」とともに、また来たい店となりました。

ホルモンソバ

 

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や運賃、入場料、食事の料金などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

 

 

 

 

 

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