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7月の日本旅程1日目(北海道)

7月の日本旅程1日目(北海道)

(7月2日 土曜日)

 

目次

1、アイヌコタン

2、阿寒湖遊覧船

3、アイヌシアター

4、幣舞(ぬさまい)橋

 

 

1、アイヌコタン

7月2日(土)から4日(月)の2泊3日で北海道の釧路市や厚岸市を旅行しました。もちろん、今回の旅行も荷物を宅配し、「手ぶら旅行」を楽しみました。羽田空港から釧路空港までの飛行機は以下の通りです。

羽田空港8:05発 JAL541便 釧路空港9:40着

釧路空港の愛称は「たんちょう釧路空港」です。釧路湿原など釧路周辺で繁殖しているタンチョウヅルにちなんだものです。釧路空港に到着後のバス乗り場にもタンチョウヅルのモニュメントが設置されています。

釧路空港

釧路空港からバスで阿寒湖へ向かいました。私が利用したバスは以下の通りです。

釧路空港10:00発 エアポートライナー1号 阿寒湖温泉11:15着 運賃2,190円

釧路空港から釧路駅までは45分(約20km)もかかります。一方、釧路空港から阿寒湖までは距離としては釧路駅までの2倍以上となる約55kmもありますが、1時間15分で到着します。阿寒湖に行くなら、釧路空港から直行することをお勧めします。

阿寒湖に到着後すぐに昼食を食べ、アイヌコタンへ行きました。今回の北海道旅行の主目的はアイヌコタンへ行くことでした。当社が出願していた「NINJA KOTAN」が7月に商標登録されたため、KOTAN(アイヌ語で「集落」、または「部落」のこと)を拝借したアイヌコタンに表敬訪問したいと思ったためです。アイヌコタンへの訪問は大学生時代に訪問してから約30年ぶりの訪問となりました。

アイヌコタンの入り口は昔と変わらず、木彫りのシマフクロウ(コタンコロカムイ=村を守る神)がとまっていました。

アイヌコタン

アイヌコタン

アイヌコタン

アイヌコタンではアイヌ民族伝統の民芸品店が多く並んでいましたが、土曜日にもかかわらず閑散としていました。今では多くの人がシンプルな生活を好み、家の中に民芸品を飾ることが少なくなってしまったため、集客が難しいのではないかと思いました。もっと「体験」を提供しないとアイヌコタンの生き残りは厳しいのではないか、と危惧します。

アイヌコタン

アイヌコタン

少しアイヌコタンの将来に不安を覚えながら、アイヌコタン内にある釧路市アイヌ文化伝承創造館「オンネチセ」に行きました。「オンネチセ」はアイヌのアートミュージアムとなります。アイヌ語でオンネは「大きな/完成に近づいた」、チセは「家」を意味します。

オンネチセ

オンネチセ

「オンネチセ」内も観光客はまばらで、活気を感じることはできませんでした。展示スペースもそれほど広くなく、10-15分程度で「オンネチセ」内の見学はできます。展示方法を含めて、工夫が必要だと思います。

オンネチセ

オンネチセ

オンネチセ

入館料:大人500円、小人250円

アイヌ文化伝承創造館「オンネチセ」は2022年5月9日(月)~7月20日(水)までは土日祝のみ開館でした。7月21日(木)~10月31日(月)までは平日も含め毎日開館する予定です。

 

2、阿寒湖遊覧船

アイヌコタンを見学した後、阿寒湖遊覧船に乗船しました。ちょうど天気も良く、阿寒湖を満喫できました。阿寒湖は面積13.28平方km、周囲30km、最大水深45mのカルデラ湖です。

阿寒湖遊覧船

阿寒湖は富士山にやや似た雄阿寒岳や雌阿寒岳など活火山に囲まれています。雌阿寒岳は現在も噴煙が上がる活火山で日本百名山にも選ばれています。

阿寒湖

阿寒湖

阿寒湖

阿寒湖

阿寒湖には特別天然記念物のマリモや、紅鮭の陸封型の魚であるヒメマスが生息しています。阿寒湖と言えば、マリモが有名ですが、そのマリモをじっくり見ることができるマリモ展示観察センターは必見です。この施設はチュウルイ島という島にあるため、遊覧船やモーターボートなどを利用して見学することができません。マリモ展示観察センターでは直径30cm近くもある巨大なマリモも展示していました。

マリモ展示観察センター

マリモ展示観察センター

なお、マリモは小さな糸状の繊維(糸状体)が球状の集合体になったものです。

遊覧船乗船運賃:大人2,000円、子供1,040円(大人、子供ともマリモ展示観察センター入館料420円を含む)

 

3、アイヌシアター

阿寒湖とその周辺の山々の素晴らしい景色とマリモ展示観察センターにおける巨大マリモ鑑賞を満喫した後、アイヌコタンに戻り、アイヌシアターで「ロストカムイ」を見ました。「ロストカムイ」は古式舞踊、現代舞踊、3DCGなどを組み合わせ、複数のプロジェクターで舞台を立体化し、誕生した演目です。

アイヌシアター

「ロストカムイ」では絶滅したエゾオオカミを中心とするストーリーです。エゾオオカミはアイヌ民族から「狩りをする神」ホロケウカムイと呼ばれていました。ホロケウカムイ役の女性のダンスは見事でした。場内は撮影禁止です。

入場料:大人2,200円、小学生700円

なお、アイヌコタン内の民芸品店などでは10%割引でチケットが販売されています。

ユネスコ無形文化遺産であるアイヌ古式舞踊もアイヌシアターでは上演されています。アイヌ古式舞踊の入場料は大人1,500円、小学生700円と大人のみ「ロストカムイ」よりも高い料金となります。不思議な価格設定です。

 

4、幣舞(ぬさまい)橋

アイヌシアターで「ロストカムイ」を鑑賞後、釧路市内へ戻りました。私が利用したバスは以下の通りです。

阿寒湖バスセンター16:00発 阿寒線 釧路駅前バスターミナル行 駅北口17:43着 運賃2,750円

釧路市内到着時にはまだ明るかった幣舞橋周辺も夕食後には真っ暗になっていました。釧路フィッシャーマンズワーフMOO横の岸壁には夜漁へ出航するであろう漁船が多く停まっていました。

幣舞橋

幣舞橋

幣舞橋

釧路フィッシャーマンズワーフMOO

幣舞橋はアイヌ語の「ヌサ・オ・マイ」(幣場のあるところ)が由来です。幣場とは、神を祀るためのイナウ(木幣)を立てて並べ、祭祀などの儀式を行う場所です。幣舞橋は夜に2色にライトアップされ、美しかったです。幣舞橋近くには「KUSHIRO」の文字モニュメントがありました。

幣舞橋

幣舞橋

幣舞橋

夕食後、幣舞橋からホテルに戻る途中に釧路駅近くでキタキツネを見かけました。野山ではなく、釧路駅前でキタキツネを見たので、かなり驚きました。なお、今回の旅行でキタキツネを見かけたのはこの一回だけでした。

キタキツネ

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や運賃、入場料、食事の料金などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

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