3月の日本旅程2日目(広島県 食事編)
(3月23日 水曜日)
目次
1、そば処 とんぼ
宮島観光の途中に、「そば処 とんぼ」で昼食を食べました。最初、「そば処 とんぼ」で揚げもみじ饅頭をテイクアウトして歩きながら食べようと考えていたのですが、揚げもみじ饅頭が出来上がるのに時間がかかっていたので、蕎麦も食べることにしました。
揚げもみじ饅頭は初めて食べましたが、熱々で美味しかったです。ちなみに、次の日に生もみじ饅頭を広島駅で購入し、ホテルで食べました。結論としては、私は通常のもみじ饅頭が一番好きだということが分かりました。ただし、揚げもみじ饅頭も生もみじ饅頭も経験としては良かったと思います。
「そば処 とんぼ」では揚げもみじ饅頭以外に、「穴子天そば」、「ミニあなご飯」、「蒸し牡蠣」を注文しました。
「穴子天そば」は美味しかったのですが、感動するほどの味ではなかったです。ただし、弥山登山などをして空腹だったので、一気に食べました。
「あなご飯」は「郷土料理百選」、「うちの郷土料理」のどちらにも広島県の代表的な郷土料理として農林水産省から選ばれています。本当は本格的な「あなご飯」を食べたかったのですが、「そば処 とんぼ」に入店してしまったので、仕方なく「ミニあなご飯」を注文しました。味は可もなく不可もなくというものでした。次回、広島県を訪問した際には、必ず「あなご飯」専門店で食べたいと思います。
蒸し牡蠣は大きなサイズでふっくらとしていて、とても美味しかったです。「そば処 とんぼ」では一番美味しかった食事は蒸し牡蠣でした。4月10日のBLOGにも書きましたが、「広島かき」は全国漁業協同組合連合会による広島県の冬の「PRIDE FISH」(旬:1月~3月)に選ばれています。広島県は牡蠣の生産量が全国1位です。
2、MIYAJIMA BREWERY
雨が降ってきたので、宮島観光を終え、「MIYAJIMA BREWERY」で「弥山Dragon IPA」を飲みました。私は元々IPAビールが好きです。「MIYAJIMA BREWERY」のIPAもとても美味しいビールでした。IPA以外にも、「HIROSHIMA RED ALE」など様々な種類があるので、次回、宮島訪問時にはいろいろ試したいと思います。
「MIYAJIMA BREWERY」は宮島で唯一のビール醸造所です。「MIYAJIMA BREWERY」では一階がスタンドバーと醸造所、3階がレストランになっています。私の訪問時は3階のレストランは休業中でした。
「MIYAJIMA BREWERY」を出て、宮島桟橋に向かう際に、飲食店の看板の後ろに隠れている鹿を発見しました。全く動かないので、最初、鹿の置物かな、と思ったのですが、近づくと生きている鹿でした。宮島の鹿は野生ですが、人間に慣れているのでおとなしいです。
3、ひろしまギョウザ 広島駅ekie店
宮島から広島駅まで戻り、「ひろしまギョウザ 広島駅ekie店」で「ひろしまギョウザ」を食べました。旅行行くと、できるだけ郷土料理や御当地料理を食べないといけない、と思ってしまいます。
「ひろしまギョウザ」は広島県産の葱やもち豚、キャベツ、餃子の皮など使用した広島の餃子です。店によると、広島餃子はネギタレにをつけて食べるのが定番らしいです。確かに、たっぷりと餃子の上にかかった葱が餃子とマッチしてて美味しかったです。
なお、「ひろしまギョウザ 広島駅ekie店」は1947年創業の餃子皮メーカー直営の広島餃子専門店です。この店でも、「MIYAJIMA BREWERY」のビールを飲むことができます。
4、いざかや しん
夕食は「いざかや しん」で絶品料理を頂きました。「いざかや しん」で注文したのは、「刺身盛り合わせ」、「じゃがいもちちりめんサラダ」、「白子の昆布焼き」、「穴子天ぷら」です。
「刺身盛り合わせ」には地穴子、白子、鰆、蝦蛄、マグロ、カツオが入っていました。どれもとても美味しく頂きました。特に、蝦蛄、鰆が美味しかったです。
「じゃがいもちりめんサラダ」も美味しいサラダでした。
「白子の昆布焼き」は白子の刺身とは違ったねっとり感を感じることができる逸品でした。昆布の味が白子に移り、広島産の日本酒と合わせて舌鼓を打ちました。
「穴子天ぷら」はサクサクとした食感で絶品でした。昼食、夕食とも穴子の天ぷらを食べることができました。穴子の天ぷらは私の大好物です。特に、穴子の天ぷらを天つゆではなく、塩に付けて食べるのが好きです。この日も塩に付けて穴子の天ぷらを食べました。
先述したように、「あなご飯」は広島の代表的な郷土料理です。また、「あなご竹輪」や「あなご蒲鉾」も広島の名産品です。しかし、広島県の穴子の漁獲量は都道府県別でトップ10位に入りません。昔は特に、宮島周辺で穴子は多く獲れていました。しかし、環境変化や漁師の跡継ぎが減少したことなどから、穴子の漁獲量が減少したそうです。残念なことです。
なお、穴子の漁獲量は1位が長崎県、2位が島根県、3位が宮城県、山口県、福島県でした(2020年)。
5、みっちゃん総本店 八丁堀本店
前日に食べた広島風お好み焼きに完全には満足できなかったので、前回の広島旅行で食べて美味しかった「みっちゃん」で広島風お好み焼きを食べることにしました。
今回訪問した「みっちゃん」は「みっちゃん総本店 八丁堀本店」です。19時過ぎに店に行きましたが、行列ができており30分近く並びました。さすがに、「みっちゃん」人気はすごいです。「みっちゃん総本店 八丁堀本店」は「みっちゃん総本店」の1号店です。また、食べログ百名店です。
4月11日のBLOGにも書きましたが、「みっちゃん」の井畝井三男(いせ いさお)と「善さん」の中村善二郎が広島風お好み焼きの元祖と言われています。病弱だった井畝井三男に代わり、19歳だった井畝満夫(いせ みつお)が営業し、店名を「美笠屋」から満夫の愛称の「みっちゃん」に変更しました。「みっちゃん」はそば入りお好み焼を店舗で最初にメニューとして提供するなど、広島風お好み焼きの発展に多大に貢献しました。
「みっちゃん」で注文したのは、「がんす焼き」と「そば肉玉子」です。
「がんす焼き」は魚すり身に玉ねぎ、とうがらしを入れ表面にパン粉をつけてフライにした広島市西区(草津)や呉市発祥の揚げ蒲鉾です。魚カツの一種です。「がんす」とは「~でございます」の広島方言です。良き言葉をつければ商品もより良く成長するだろうとの願いを込めて広島市や呉市の蒲鉾店によって名付けられたようです。
「がんす焼き」にはとうがらしを入れ、表面にパン粉をつけてフライにしているので、島根県の「浜田の赤天」に近い食感と味の食べ物と思いました。以下の写真のように、「浜田の赤天」は食紅を加えているので、赤いです。両者の違いは見た目の色だけではないでしょうか。「がんす焼き」も「浜田の赤天」もマヨネーズをつけて食べるととても美味しいです。
「みっちゃん」の「そば肉玉子」は最高の美味しさでした。やはり、他店とは違う印象です。ふわっとしたキャベツの食感も最高です。
なお、「みっちゃん」ではマヨネーズがテーブルに置いてあるので、自由にマヨネーズをかけることができます。一般的にはマヨネーズを使うのは関西地方だけで、広島風お好み焼きでは使わないという傾向にあるそうです。実際、前日に食べた「電光石火」でも「へんくつや」でもマヨネーズは置いていませんでした。私は美味しければいいと思うので、マヨネーズをかけるほうが好きです。
「みっちゃん」の広島風お好み焼きで大満足し、広島市と宮島での観光を終えました。翌日、竹原、尾道、福山に向かいました。
(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や運賃、入場料、食事の料金などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)