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12月の日本旅程2日目(青森県2日目)

12月の日本旅程2日目(青森県2日目)

(12月12日 日曜日)

 

目次

1、青森駅から黒石駅まで移動

2、中町こみせ(小見世)通り

3、旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)

4、弘前城

5、旧東奥義塾外人教師館

6、旧弘前市立図書館

7、藤田記念庭園

8、専求院(せんぐいん)

9、誓願寺

 

1、青森駅から黒石駅まで移動

青森・秋田旅行2日目の午前中は青森駅から黒石駅へ移動し、黒石観光をしました。私が利用した公共交通機関は以下の通りです。

青森駅9:04発 JR特急つがる2号 弘前駅9:38着 運賃1,200円(特急運賃込み)

弘前駅9:50発 弘南鉄道弘南線 黒石駅10:26着 運賃470円

特急つがるは青森駅と秋田駅を結ぶ奥羽本線を走ります。個人的には特急つがるの外観はあまりカッコいいデザインとは思いません。しかし、内装はすっきりとしていて好感が持てました。乗客は多くなかったです。

特急つがる

特急つがる

進行方向右手側に岩木山が見えるなど車窓からの景色を楽しめました。富士山同様の独立峰である岩木山は津軽富士とも呼ばれています。標高は1,625mです。りんごの収穫時期は11月中旬までで終わりました。りんごがなっている時期にはさらに美しい景色を満喫できるのではないか、と思います。

岩木山

弘前駅に到着し、JRから弘南鉄道に乗り換え、黒石駅へ行きました。弘南鉄道の「田んぼ鉄道」の車内には保育園児たちが作ったオニギリがぶら下がっており、微笑ましかったです。なお、弘南鉄道の切符は懐かしい改札鋏を使って、改札します。

弘南鉄道

弘南鉄道

弘南鉄道

黒石駅までの途中にある田舎館村は色が異なる稲を植え分けて水田に絵を描く田んぼアートが有名です。田舎館村の田んぼアートは1993年に村おこしの一つとして日本で最初に始まりました。田んぼアートの時期には田んぼアート駅に停車しますが、12月1日から3月31日までの冬季は列車が停車しません。

田んぼアート駅

また、弘南鉄道沿線の黒石市と平川市は白鳥飛来地でもあり、田んぼで多くの白鳥がエサをついばんでいました。弘南鉄道では車内も車外もとても楽しめる旅となりました。

 

2、中町こみせ(小見世)通り

黒石駅から徒歩10分程度で「中町こみせ通り」に着きました。「中町こみせ通り」は江戸時代から続くアーケード状の通路で、ほぼ完全な形で残されているのは全国的にも稀有な存在です。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。巨大なこけしが並んでおり、夜にはこけしのライトアップが行われます。

中町こみせ通り

中町こみせ通り

1763年に建てられた代表的な町屋建築(商家建築)である「高橋家住宅」は国の重要文化財です。

高橋家住宅

「中町こみせ通り」にある造り酒屋「菊乃井」へお邪魔しました。「菊乃井」の創業は1806年と非常に歴史のある造り酒屋で昔の帳簿などを見ることができます。試飲させていただいた「菊乃井」の日本酒は全ての種類が芳醇でキレのある素晴らしいものでした。

菊乃井

菊乃井

菊乃井

菊乃井

「中町こみせ通り」には「菊乃井」以外にも1913年創業の「玉垂(たまだれ)」という老舗の造り酒屋があります。しかし、「玉垂」は日曜日が定休日で見学はできませんでした。

菊乃井

 

3、旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)

黒石市で昼食を食べ、弘前市へ移動しました。私が利用した公共交通機関は以下の通りです。

黒石駅12:40発 弘南鉄道弘南線 弘前駅13:14着 運賃470円

弘前駅へ到着し、ホテルでチェックイン後、弘前観光へ出かけました。まず始めにホテルのすぐ近くにあった旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)を見学しました。旧第五十九銀行本店本館は1904年に建設された国の重要文化財です。設計者は旧弘前偕行社(国の重要文化財)、旧弘前市立図書館、斜陽館(太宰治の生家、国の重要文化財)なども手がけた洋風建築の第一人者堀江佐吉(弘前市出身)です。旧第五十九銀行本店本館は内装も素晴らしく、夜景もとても綺麗でした。

旧第五十九銀行本店本館

旧第五十九銀行本店本館

旧第五十九銀行本店本館

入場料:大人(高校生以上)200円、小中学生100円

 

4、弘前城

旧第五十九銀行本店本館を見学後、アップルパイを食べ、弘前城に行きました。弘前城は現存12天守のうちの一つで東北地方唯一の現存天守となります。現在、石垣修理事業を行っており、天守は仮天守台に移動されています。石垣修理事業は2025年まで行われる予定です。

弘前城

弘前城

弘前城には天守や辰巳櫓、二の丸東門、三の丸東門など多くの国の重要文化財があります。私は門(二の丸東門、三の丸東門)の立派さが一番心に残りました。

弘前城

弘前城

弘前城

また、天守閣の場所から岩木山がはっきりと見えます。山頂に雲がかかっていましたが、素晴らしい眺めでした。

岩木山

 

5、旧東奥義塾外人教師館

弘前城の後に、旧東奥義塾外人教師館に行きました。旧東奥義塾外人教師館は東奥義塾の外人教師専用の住居として、1903年に建てられました。東奥義塾は弘前藩(通称、津軽藩)の藩校であった稽古館を母体に私立学校として1872年に開校しました。現在も東奥義塾高等学校・中学校として学校教育が続けられています。

旧東奥義塾外人教師館

 

6、旧弘前市立図書館

旧東奥義塾外人教師館の横に建つ旧弘前市立図書館は1906年に建設されました。左右両端の八角形3階建ての塔が特徴の建物です。先述のように、旧第五十九銀行本店本館を設計した堀江佐吉の設計によるものです。

旧弘前市立図書館

旧弘前市立図書館

旧弘前市立図書館

 

7、藤田記念庭園

冬で日が短く、16時前にかなり薄暗くなってきました。中には入りませんでしたが、藤田記念庭園の洋館だけ撮影しました。藤田記念庭園の洋館は堀江佐吉の息子である金造が設計しました。洋館の中の「大正浪漫喫茶室」では弘前市内の洋菓子屋から取り寄せたアップルパイの食べ比べができます。

藤田記念庭園

藤田記念庭園

入場料:大人(高校生以上)320円、子供(小・中学生)100円

 

8、専求院(せんぐいん)

誓願寺のすぐ横にある専求院(せんぐいん)の観音堂がライトアップされていて綺麗でした。

観音堂

 

9、誓願寺

国の重要文化財である誓願寺山門を見学するために、誓願寺へ行きました。しかし、誓願寺山門は修理中できちんと見学できず残念でした。誓願寺山門は鶴亀門と呼ばれる特異な門建築です。

誓願寺山門

 

 

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や運賃、入場料、食事の料金などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

 

 

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