日本や海外を旅行していて、私がもっと知りたいと思うことは各地の「食べ物の旬」です。いつ、どこで、何を、食べたらいいのかをもっと知りたいのです。
各地、各食材の旬が季節ごとに異なるため、訪問した旅行先の名産を食べたくても、季節が異なると食べることはできません。私の事前調査不足ではあるのですが、旅行に行ってからがっかりすることがよくあります。今後、がっかりする回数を減らすために各地の旬を自分で調べてみました。
新型コロナウイルスの感染者数が減り、旅行を再開できることを祈って、「食べ物の旬」、特に、「魚介類の旬」を切り口として、皆様に旅行情報をお届けしたいと思います。
魚市場など様々なサイト情報から87種類の「魚介類」の旬を調べました。また、農林水産省発表データから漁獲量を把握し(2019年のデータ)、各魚介類につき、都道府県別漁獲量トップ5を集計してマトリクスを作成しました。その結果、いつ、どこで、何を、食べたらいいのかが見えてきました。
結論としては、「魚介類の旬」が多い月を基準に日本を旅行するとすれば、最適な月は上位から7月、6月、12月、11月、8月となりました。7月は35種類の魚介類の旬に該当し、同様に6月が33種類、12月が32種類、11月が30種類、8月が29種類となります。私個人としては、冬は「魚に脂がのって美味しい」とのイメージでしたので、11月、12月の旬の多さには驚きがありませんでしたが、夏に旬を迎える魚介類の種類の多さには驚きました。
また、連休の存在により日本人が多く旅行する5月(24種類、下から2番目の少なさ)、9月(22種類、12か月で最も少ない)との結果にも驚きました。多くの日本人は旬が少ない時期に旅行しているのです。もちろん、食べ物に興味がない人には関係ないことですし、好きではない魚介類が旬でも全く問題ないと思います。しかし、寿司や刺身など魚介類好きな人には旅行先を決める上で参考となるのではないでしょうか。
次回は7月にどこに行けば、旬のおいしい魚介類を多く食べることができるのかを報告させていただきます。