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6月の日本旅程3日目(京都府、愛知県)

6月の日本旅程3日目(京都府、愛知県)

(6月10日 金曜日)

 

目次

1、美山かやぶきの里

2、美山民俗資料館

3、知井八幡神社

4、小林家住宅

5、名古屋市役所・愛知県庁

 

1、美山かやぶきの里

6月10日は朝から京都府南丹市の美山へ行きました。私が利用した交通機関は以下の通りです。

京都駅8:04発 山陰本線 園部行 園部駅8:51着

園部駅8:52発 山陰本線 胡麻行 日吉駅9:01着

日吉駅9:10発 美山園部線 旧知井小学校前行 美山診療所9:45着 運賃合計1,370円

美山診療所のバス停で降り、京都丹波高原国定公園ビジターセンターで自転車を借りて、「かやぶきの里」へ行きました。電動アシスト付き自転車は1日1,500円でした。ただし、2022年7月1日からは1日3,000円へ2倍に値上げとなりました。京都丹波高原国定公園ビジターセンター(レンタサイクル貸出場所)では荷物を無料で預かってくれます。

「かやぶきの里」まで自転車で約20分かかりました。美しい山々や田園風景をを見ながら田舎道を走るサイクリングはとても気持ちのいいものでした。

「かやぶきの里」は国の重要伝統的建造物群保存地区です。また、UNWTO(国連世界観光機関)から2021年の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」の認証を受けました。

かやぶきの里

「かやぶきの里」には今でも茅葺の民家が多く残ります。50軒ある民家のうち39棟が茅葺き屋根です。ただし、世界遺産の白川郷には100軒以上の茅葺屋根(合掌造り)の民家があるため、規模の面では「かやぶきの里」にどうしても見劣り感は否めません。一方、白川郷ほどの大観光地ではないため、「かやぶきの里」はとても静かでゆっくり散歩を楽しめます。

かやぶきの里

15年に一度ほどのペースの茅葺の葺き替えには一軒あたり1,000万円近くかかると住民の方にお聞きしました。国の重要伝統的建造物群保存地区であるため、国から8割の補助金が出るものの、居住者の金銭負担はとても重いということも学びました。

かやぶきの里

2、美山民俗資料館

美山民俗資料館は「かやぶきの里」の中央部にある資料館です。江戸時代や明治時代、大正時代など昔の着物や遊具、脱穀機などを見ることができます。屋根裏部屋も見ることができるので、美山民俗資料館では茅葺家屋の内部を一通り学ぶことができます。

美山民俗資料館

美山民俗資料館

美山民俗資料館

入館料:大人300円

 

3、知井八幡神社

「かやぶきの里」近くにある知井八幡神社は1071年に創建されました。現在の本殿は1767年に再建されたものです。本殿の彫刻により丹波地方を代表する神社としての名声を集めました。また、美山は福井県小浜と京都を結ぶ鯖街道(若狭街道)の途中にあたり、魚介類などを運搬する行商人などで賑わったようです。京都府指定文化財です。

知井八幡神社

知井八幡神社

知井八幡神社

知井八幡神社の能舞台は本殿と鳥居の間に一直線に並んでいます。そのため、本殿から見ると能舞台の中から正面の山々が綺麗に見えて、素晴らしい景色でした。

知井八幡神社

4、小林家住宅

小林家住宅は国の重要文化財です。1816年に建設されました。小林家は園部藩の代官を勤めた旧家でした。「かやぶきの里」から自転車で30分近くかかります。徒歩や公共交通機関ではアクセスが困難です。また、現在も小林家の方が住んでいるので内部の公開はしていません。

小林家住宅

 

5、名古屋市役所・愛知県庁

自転車を返却し、バスに乗って日吉駅へ行きました。私が利用したバスは以下の通りです。

美山診療所14:10発 美山園部線 国際医療大学病院前 日吉駅14:47着 運賃600円

南丹市営バスは乗車の際に行先を言ってから乗車します。運賃先払いです。日本語が分からない外国人旅行者にとっては乗車方法は難しいかもしれません。なお、車内で買える一日券(1,200円)があるので、自転車を借りずに公共交通機関で移動する人にはお得です。

日吉駅から京都駅経由で名古屋駅へ行きました。名古屋へ行ったのは大学時代の友人と久しぶりに再会するためです。日吉駅から名古屋駅まで利用したJRは以下の通りです。

日吉駅15:05発 山陰本線 園部行 園部駅15:14着

園部駅15:17発 山陰本線 快速 京都行 京都駅15:52着

京都駅16:01発 のぞみ32号 東京行 名古屋駅16:34着 運賃合計6,270円

名古屋に到着後、友人と会うまで時間があったので、名古屋市役所などを見学しました。

名古屋市役所本庁舎は1933年に竣工しました。政令指定都市では京都市役所の1927年に次ぐ古い市役所です。近代的なビルに和風の瓦屋根がある変わった建物です。設計は大阪府庁舎も手掛けた平林金吾です。国の重要文化財に指定されています。

名古屋市役所

愛知県庁舎は1938年に竣工しました。名古屋城大天守風の屋根を乗せたかなり変わった形のビルです。名古屋市役所本庁舎の隣に建ち、国の重要文化財に指定されています。

愛知県庁舎

名古屋城は名古屋市役所、愛知県庁舎から徒歩5分ほどの場所にあります。今回は17時までしか見学できない名古屋城は見られませんでした。以前、名古屋に行った際に名古屋城に虹がとても綺麗にかかっていたので写真を掲載します。愛知県庁舎と比べてみるとほとんど同じ色合いの屋根であることが分かります。なお、名古屋城の3つの櫓なども国の重要文化財に指定されています。

名古屋城

友人との夕食に向かう前に「ナナちゃん人形」を見に行きました。名鉄百貨店ヤング館の前に立つ身長610cm、体重600kgの巨大マネキンです。

ナナちゃん人形

友人との夕食後、名古屋駅から新幹線で東京に戻りました。私が利用した新幹線は以下の通りです。

名古屋駅21:56発 のぞみ62号 東京行 東京駅23:32着 運賃11,300円

今回の大阪、京都、名古屋旅行も多くの郷土料理、旬の魚介類を食べることができ、また、多くの観光地を訪問することができ、非常に楽しい旅行となりました。夏に猛暑となる関西は7,8月に旅行することは困難です。6月の関西旅行は非常にお勧めの季節です。  

 

 

(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や運賃、入場料、食事の料金などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)

 

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