「神楽坂まつり2024」開幕。神楽坂通りは大変な人込み。魅力的な石畳の裏通りは人通りが少なく残念。
「神楽坂まつり2024」が始まりました
昨日、2024年7月24日に「神楽坂まつり2024」が開幕しました。26日まで4日間続きます。24日は「ほおずき市」、「門前屋台」、「毘沙門天 子供縁日」、「浴衣でコンシェルジュ」が行われました。また、「日本盆踊り協会」と和太鼓アイドルユニットの「東京おとめ太鼓」による「盆踊りin神楽坂」も開催されました。「神楽坂まつり2024」の会場となった神楽坂通りは掲載した写真のように、身動きが取れないほどの大変な人込みとなりました。
本日は毘沙門天 善國寺で暑気払いの「ほうろく灸」
本日、25日は24日に行われた「ほおずき市」、「門前屋台」、「毘沙門天 子供縁日」に加え、15時と17時に毘沙門天 善國寺で暑気払いの「ほうろく灸」が行われます。「ほうろく灸」は頭上に素焼きの皿である「ほうろく」を載せ、その上で「もぐさ」を焚くというものです。
26日、27日は19時から阿波踊り大会が開催されます。今年は「神楽坂まつり2024」が50回記念大会であるため、神楽坂芸者も阿波踊り大会に出演する予定です。
神楽坂の魅力は石畳の裏通りにある
こうした「神楽坂まつり2024」に多くの人が集まることは神楽坂在住の地元民としては喜ばしいことです。しかし、ほとんどの人が表通りである神楽坂通りに集中し、掲載した写真のように神楽坂の最大の魅力である石畳の路地など裏通りにはほとんど人がいませんでした。特に、裏通りには外国人は皆無でした。神楽坂を訪れる人に人気の写真スポットである兵庫横丁や熱海湯階段(芸者小路、フランス坂)にもほとんど人がいないことには驚きました。フランス坂はフランス人ジャーナリストのドラ・トーザン氏によって名付けられました。
石畳の通りは神楽坂が花柳界だからこそ
石畳は雨の日に芸者の着物が泥はねで汚れないように、敷かれたもので、神楽坂に花柳界があるからこそできた道です。その扇型に広がる形は吉祥模様である扇形に広がる形に敷かれました。その石の数は25,000~30,000個と言われています。この中に3つだけ特別な石があります。
ハート形の石と星とダイヤが描かれた石です。見つける事が出来ると以下の願いが成就するとも言われています。ハート型:恋愛運向上、星型:心願成就・出世運向上、ダイヤ型:商売繁盛・金運向上。これらの3つの石を探してみてください。
「神楽坂まつり」において、ガイドの重要性を再認識
なお、裏通りに人がいなかったのは、ほとんどの人が裏通りを知らないためだと思います。確かに、裏通りは道を熟知したガイドに案内されないと分からないことは事実です。だからこそ、ガイドに道案内を依頼し、神楽坂の魅力を存分に楽しもうではありませんか。せっかく神楽坂に来たのに、神楽坂の魅力の大半を知らずに帰るのは、「もったいない」と私は深く思います。