農林水産省選定の岩手県の郷土料理は「わんこそば」と「ひっつみ」の2種類です。両方ともあまり季節性が無いので、9月に岩手県へ旅行される方も食べることができるはずです。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyodo_ryouri/attach/pdf/panf-28.pdf
「わんこそば」は「戸隠そば」「出雲そば」とともに、日本三大そばとして知られています。「わんこそば」を食べること自体がイベントとなり、とても楽しいですよね。私は蕎麦好きですので、もちろん「わんこそば」も大好きです。ただし、9月に岩手に行っても秋に収穫されたばかりの新そばは間に合わないかもしれません。通常、新そばの提供が10-11月になるためです。「わんこそば」は年中食べることができますが、新そばにこだわるのなら、10-11月に行った方がいいかもしれません。
「ひっつみ」は水でこね薄く延ばした小麦粉の塊を手でちぎり、鶏肉、ごぼうなどを入れて煮込んだ料理のことです。主に、醤油ベースの味付けです。岩手県観光ポータルサイトには名前の由来は「手で引きちぎる」ことを方言で、「ひっつむ」と言うことから「ひっつみ」と名付けられました、とあります。私は食べたことがありませんが、次回、岩手県を訪問した時には食べてみたいと思います。
また、「御当地人気料理特選」には「盛岡冷麺」と「盛岡じゃじゃ麺」が挙げられています。どちらも年中食べることができますが、「盛岡冷麺」は冷たい麺なので、冬に食べることはあまりないのではないかと思います。私にとってはどちらも大好きな麺です。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kyodo_ryouri/attach/pdf/panf-16.pdf
全国漁業協同組合連合会が発表する岩手県の秋の「プライドフィッシュ」に「岩手の秋さけ(いくら)」が選ばれています。岩手県は鮭の水揚げ量が全国3位と多く、鮭の旬である9月に岩手県を訪問した際に鮭を食べ忘れないようにしなければなりません。水揚げ量が多いのは、久慈・宮古・釜石・大船渡の4ヶ所のようです。「岩手の秋さけ(いくら)」の旬は9-1月となっています。
なお、岩手県の夏の「プライドフィッシュ」として「陸前高田のエゾイシカゲ貝」が選ばれています。旬は7-10月なので、9月にもおいしく食べることができます。「プライドフィッシュ」のサイトによると産業レベルのまとまった形で養殖を行っているのは、全国で陸前高田の広田湾だけの「幻の貝」だそうです。トリガイの仲間で市場では「石垣貝」とも呼ばれているようです。以下の写真は8月に東京で食べた石垣貝の寿司ですが、甘くてとてもおいしい貝でした。旬の時期に岩手に行った際には幻のエゾイシカゲ貝を必ず食べたいですね。
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