9月の日本旅程2日目(宮城県2日目)
(9月27日 月曜日)
目次
宮城県2日目は国宝の瑞巌寺(本堂、庫裏及び廊下)など松島周辺の観光名所を回ってきました。観光スポットが狭い場所に固まっており、事前想定通り散策しやすかったです。
1、鹽竈(しおがま)神社
(JR本塩釜駅から徒歩10分、神社まで長い階段もあるので少し時間の余裕を見たほうがいいと思います)
鹽竈神社は東北鎮護・陸奥国一之宮として崇敬を集めてきました。国の重要文化財です。鹽竈神社の創建年代は明らかではありませんが、その起源は奈良時代以前に遡ります。
個人的には、鹽竈神社をとても気に入りました。次回、宮城県に旅行に来ても再訪したいと思いました。神社の境内の雰囲気は独特なもので、神聖な雰囲気が感じられました。
表参道(男坂)には202段の階段があり、参拝するのは決して楽ではありません。ただし、「女坂」と呼ばれる少し傾斜がラクな道もあります。本塩釜駅からは「女坂」のほうが手前になります。この写真は女坂の入り口の鳥居です。
入場料無料。
鹽竈神社の隣にある志波彦(しわひこ)神社。全額国費を以て造られた最後の神社です。
2、陽徳院霊屋
現在は公開していませんでした。瑞嚴寺などから少し離れた場所にあり、警備費用などがかさむため、公開していないとのことです。残念でした。
伊達政宗の夫人愛姫(陽徳院)の霊屋です。国の重要文化財です。
3、瑞巌寺
瑞巌寺は臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院です。桃山美術を現在に伝える貴重な建築物であることから国宝となっています。
瑞巌寺は私が今までに訪れた寺院の中でも最高峰でした。外観の素晴らしさはもちろんのこと、内観の美術品、装飾品の数々は圧巻でした。ただし、内観の撮影は不可なので是非、実際に訪問して鑑賞してください。
瑞巌寺の襖絵障壁画は狩野左京(佐久間修理)らによるものです。どれも素晴らしい壁画で何時間でも鑑賞したいと思ったくらいの素晴らしさでした。個人的に気になったのは、虎の絵など一部の絵が伊藤若冲の絵にとても似ていたことです。瑞巌寺の方に聞いたのですが、狩野左京によるものです、との答えでした。なお、狩野左京は伊藤若冲よりも100年以上も前の画家です。
入場料:大人700円、小人(中学校,小学校)400円
4、円通院
(瑞嚴寺の隣)
国の重要文化財です。
庭園が素晴らしいです。特に、紅葉の季節はより素晴らしいだろうと想像がつきます。三慧殿(さんけいでん)の内部も江戸時代初期としては珍しい西洋文化の形式を取り入れており、とても興味深かったです。
入場料:大人300円、高校生150円、小人(中・小学生)100円
5、五大堂
(円通院から徒歩7分)
五大堂は瑞嚴寺に属しています。現在の建物は伊達政宗が1604年に創建したもので、東北地方現存最古の桃山建築となります。国の重要文化財です。
島にある五大堂は素晴らしいのですが、瑞巌寺や円通院の素晴らしさに比べるとやや地味かと思います。
入場料無料。
6、松島島巡り観光船
(乗り場は五大堂から徒歩3分)
大型定期遊覧船「仁王丸コース」
14:00-14:50など50分間、1時間に1本の就航
大人(中学生以上)1,500円、小学生750円、小学生未満無料
「新造船仁王丸就航記念特典」 大人1,500円が1,000円となります。公式サイトからの予約でさらに100円安くなります。特典の終了時期は未定です。
観光船での松島島巡りは天気が良かったこともあり、とても美しい景色を堪能できました。さすがに、日本三景と言われるだけあります。
7、福浦島散策
(松島島巡り観光船乗り場から徒歩10分)
私の事前想定よりも良かったのが、福浦島の散策でした。長い赤い橋を渡り、島内を散策するだけで、気分が落ち着きました。美しい松島の海を眺めながら、緑の自然の中を歩く効果だと思います。
入場料:大人200円(高校生以上)、子供100円(小・中学生)
8、観瀾亭
(福浦島から徒歩15分)
床の間の張付絵や襖絵は国の重要文化財です。ただし、撮影禁止です。松島湾の美しい景色を見ながら、ゆっくりお茶を飲めるのがいいと思います。
観瀾亭の敷地内にある松島博物館は見る価値があると思います。2枚目の写真は伝統工芸品の仙台箪笥です。
入場料:大人200円、高・大生150円、小・中生100円
9、新富山からの松島湾の展望
(観瀾亭から徒歩12分、約1km、花ごころの湯新富亭付近に「新富山」入口があります)
正直に申し上げて、新富山からの松島湾の眺望はあまり良くなかったです。せっかく高台に来ているのに、樹木が生い茂っているので、あまり視界が開けません。海から見る松島湾のほうが綺麗だったと思います。
(注:文中に掲載している交通機関の出発・到着時間や料金、入場料などはBLOG執筆時のものです。今後変更する可能性がありますので、旅行に行く際にご自身でご確認ください。)