11月に旬を迎える魚介類の種類・漁獲量が多い都道府県は4位が宮城県(6種類の魚介類)でした。
宮城県では、以下の6種類が11月に旬を迎える魚介類となります。
魚類
穴子、きんき(きちじ)、鮭、平目、まぐろ
その他魚介類
海苔
全国漁業協同組合連合会は、宮城県の冬の「PRIDE FISH」に、「みやぎの殻付カキ」(旬:11-3月)を選んでいます。各海岸の違いにより、牡蠣の養殖技法を変えるため、多様な種類の牡蠣が存在するのも特徴です。
なお、宮城県の牡蠣はフランスの牡蠣と深い関係があります。フランスでは60-70年代にかけて、疫病で国内の牡蠣が全滅の危機に見舞われました。その際に、病気に強い宮城県産の種牡蠣が提供され、フランスの牡蠣養殖業が救われました。現在ではフランス産牡蠣の約9割は宮城県の種牡蠣の子孫といわれています。
こうした歴史的な繋がりもあり、2011年の東日本大震災の際に、津波で多大な被害を受けた宮城県の牡蠣養殖業にフランスが復興支援(資金援助)を行いました。お互いを助け合うとてもいい話です。宮城県の牡蠣を食べる際には必ず思い出すようにしようと思います。